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posted:2017.4.20 from:大阪府大阪市 genre:アート・デザイン・建築
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writer profile
Kentaro Takaoka
髙岡謙太郎
たかおか・けんたろう●千葉県出身。オンラインや雑誌で音楽、カルチャー関連の記事を執筆。共著に『Designing Tumblr』『ダブステップ・ディスクガイド』『ベース・ミュージック ディスクガイド』など。インターネットがけっこう好き。
昨今、豊かな環境や地域に根ざしたコミュニティといった
観点から再評価されつつある“団地”。
先日、気になる団地の現状に触れられる2冊の書籍、
『団地のはなし 彼女と団地の8つの物語』、『#カリグラシ』が刊行されました。
この出版を記念し、大阪と京都でトークイベントも開催されます。
まず1冊目の『団地のはなし 彼女と団地の8つの物語』は、
女性作家/クリエイター8人による物語で、
団地の魅力を伝える短編集。
山内マリコ、松田青子による団地を舞台にした小説や、
詩集が映画化されて注目の詩人・最果タヒによる書き下ろしの詩、
ジェーン・スー、佐々木俊尚による団地の可能性を考察する対談など、
さまざまな角度から団地の魅力を紹介しています。
もう1冊の『#カリグラシ』は、UR都市機構(独立行政法人都市再生機構)が手がける
Webサイト「OURS.KARIGURASHI MAGAZINE」が本になったもの。
こちらは作家の長嶋有、神戸の自宅にスタジオを持つ
ミュージシャン・tofubeats(トーフビーツ)ら、
多彩なジャンルの著名人が「私の借り暮らし考」を語ります。
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この『団地のはなし』と『#カリグラシ』の2冊の書籍の出版を記念した
合同トークイベントが、4月〜5月に大阪・京都で開催されます。
どちらの本も、団地がテーマでありつつも、
これまでの一般的な団地イメージを更新するような内容。
イベントでは、書籍の内容を足がかりにして、
その先の団地や賃貸生活、暮らし方についてトークを繰り広げます。
気になるゲストは、
大阪は、団地暮らしの経験もあるデザイナーの原田祐馬さん、
UR都市機構の小正茂樹さん。
京都は、宿泊型アートスペース〈kumagusuku〉を手がける矢津吉隆さん、
新世代の不動産プランナーとして活躍する岸本千佳さん。
また『団地のはなし』の編著者である東京R不動産の千葉敬介さん、
『#カリグラシ』の編集者のひとりである竹内厚さんが両会場に参加します。
団地・不動産談義に花を咲かせる両イベント。
春になって引っ越しを考えている方も
ヒントを探しに足を運んでみては?
information
『団地のはなし 彼女と団地の8つの物語』(青幻舎)+
『#カリグラシ 賃貸と団地、貸し借りのニュー哲学』(ぴあ)
合同出版記念トークイベント in 関西!
大阪
会場:スタンダードブックストア 心斎橋 BFカフェ(大阪市中央区西心斎橋2-2-12 クリスタグランドビル)
日時:2017年4月30日(日)開場11:15 開演12:00
料金:1,000円(1ドリンク付)
Web:スタンダードブックストア 心斎橋
京都
会場:COTTAGE(コテージ)(京都市左京区一乗寺払殿町10 恵文社一乗寺店 南側)
日時:2017年5月2日(火)開場19:30 開演20:00
参加費:1000円 or ※対象書籍購入された方は無料
Web:COTTAGE
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