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posted:2017.3.10 from:北海道斜里郡斜里町 genre:アート・デザイン・建築
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writer profile
Yu Miyakoshi
宮越裕生
みやこし・ゆう●神奈川県出身。大学で絵を学んだ後、ギャラリーや事務の仕事をへて2011年よりライターに。アートや旅、食などについて書いています。音楽好きだけど音痴。リリカルに生きるべく精進するまいにちです。
2017年3月11日(土)〜19日(日)、
北海道の知床にて、写真家の鈴木理策さんと石川直樹さんによる
写真展『TOP END』が開催されます。
これは、地元の写真好きの皆さんと
石川さんが立ち上げたプロジェクト〈写真ゼロ番地〉が
2016年度の集大成として開催するもの。
鈴木さんと石川さんが知床に滞在して撮った新作などを公開します。
〈写真ゼロ番地〉のテーマは「知床を撮るのではなく、知床で撮る」。
知床といえば日本に4つしかない世界自然遺産の地。
ですが、このプロジェクトでは誰もがイメージする風景ではなく、
みんなで新しい知床のイメージを探しにいきます。
3月11日(土)14:00〜15:00は、オープニングイベントとして
鈴木さんと石川さんのトークを開催。
故郷の熊野や雪、桜、南仏サント・ヴィクトワール山などをとらえた写真で
数々の賞を受賞している鈴木さんと、
世界各国を旅し、驚きに満ちた風景を撮り続けている石川さん。
お二人は15年来のつき合いで、師弟関係でもあるのだとか。
どんな話が聞けるのか、楽しみです。
また、3月11日(土)10:00〜12:00は、
鈴木さんによるポートフォリオレビューが行われます。これは貴重な機会!
予約制となっているので、お申し込み方法は公式サイトをご覧ください。
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〈TOP END〉というタイトルは、石川さんがつけたもの。
そこにはこんな意味が込められているのだそう。
「TOP ENDとは末口のこと。
細くなった端っこを意味しており、そこ(=知床)から始まるんだ」(石川)
知床では〈写真ゼロ番地〉の活動が始まったことによって、
写真への熱い思いが広がっているようです。
撮影がうまくなりたくて〈写真ゼロ番地〉に参加し続けているという
斜里町在住の鹿俣悍規さん(78歳)は、このプロジェクトと出会って
思いがけない風景を被写体としてとらえられるようになり、
以久科の海岸から見る知床連山や雪の畑作地帯からの海別岳など、
撮影したい場所が広がっているのだとか。
写真展は3月11日(土)から19日(日)まで、たったの8日間。
知床で本展が見られる、貴重な機会をお見逃しなく!
information
鈴木理策・石川直樹 PHOTO EXHIBITION in SHIRETOKO “TOP END”
開催日:2017年3月11日(土)〜19日(日)
時間:10:00〜19:00
休館日:3月13日(月)
会場:斜里町公民館 ゆめホール知床
住所:北海道斜里郡斜里町本町4番地
問い合わせ:090-7510-6190
主催:写真ゼロ番地 知床実行委員会
後援:斜里町、斜里町教育委員会、知床財団、知床斜里町観光協会、斜里町商工会、斜里青年会議所、斜里工房しれとこ屋(道の駅しゃり)、知床羅臼町観光協会 ギャラリーミグラード 等
特別協力:HARIO株式会社
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