news
posted:2017.3.6 from:宮城県仙台市 genre:アート・デザイン・建築
〈 コロカルニュース&この企画は… 〉
全国各地の時事ネタから面白情報まで。
コロカルならではの切り口でお届けする速報ニュースです。
writer profile
Yu Miyakoshi
宮越裕生
みやこし・ゆう●神奈川県出身。大学で絵を学んだ後、ギャラリーや事務の仕事をへて2011年よりライターに。アートや旅、食などについて書いています。音楽好きだけど音痴。リリカルに生きるべく精進するまいにちです。
2017年3月18日(土)〜3月22日(水)までの5日間、
せんだいメディアテークにて、東北の不思議な世界へと
いざなう〈ハレとケ展〉が開催されます。
ハレとケとは、民俗学者の柳田國男が提唱した考え方。
たとえば秋田県のなまはげや、三陸地方に伝わる鹿踊(ししおどり)など、
昔から大切にされてきた「ハレ(晴れ)」の日と、
普段どおりの「ケ」の日を行き来するサイクルが
日本文化の根源にあると考えられています。
この展覧会では、そんなハレとケの世界を
最先端のビジュアル表現で体験することができます。
このたび初公開となる『BAKERU(ばける)』では、
化けるという行為を、インタラクティブな映像表現によって体験できます。
4つの伝統行事「なまはげ」「鹿踊」「加勢鳥」「早乙女」を
モチーフにしたお面をつけると、スクリーンのなかの自分のシルエットが変化。
それぞれの行事が人々にもたらす恵みがアニメーションで映し出されます。
さらに、工場と遊園地のシルエットがうつくしい『工場と遊園地』、
雨や水がテーマの『LightRain』も展示。
いずれも、現実と空想の世界を行き来する体験型インスタレーションです。
これは、子どもも大人も一緒に楽しめそう!
Page 2
映像テクノロジーが気になる方は、
3月18日(土)のギャラリーツアーをチェック!
本展の制作に携わったスタッフが制作プロセスや
コンセプト、技術などを紹介してくれるそう。
3月19日(日)は、郷土芸能の発信と継承に取り組む
小岩秀太郎さん(縦糸横糸合同会社)と
佐藤克美さん(東北大学大学院教育情報学研究部准教授)、
WOWによるトークイベント『郷土芸能のいまとその可能性』が開催されます。
さらに3月20日(月・祝)は、ワークショップ
〈ペーパークラフトでお面をつくろう!〉を開催。
このワークショップでは、展示空間で使用されているようなオリジナルのお面がつくれます。
こちらは予約制となっていますので、参加をご希望のかたは
ホームページからお申し込みを。詳細はこちらから!
本展を手がけたのは、仙台で誕生したビジュアルデザインスタジオ〈WOW(ワウ)〉。
ぜひ東北の地で、最先端のビジュアルを手がけてきたWOWによる
現代のハレとケを体験してみてください。
information
ハレとケ展
会期:2017年3月18日(土)〜3月22日(水)
時間:10:00〜19:00(最終日は17:00まで)
会場:せんだいメディアテーク6階ギャラリー4200
住所:宮城県仙台市青葉区春日町2-1
入場料:一般 800縁(大学生・専門学校生含む)、小中高生 500円、幼稚園以下は無料
Web:ハレとケ展 せんだいメディアテーク
Feature 特集記事&おすすめ記事