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posted:2016.9.22 from:岡山県英田郡西粟倉村 genre:ものづくり
〈 コロカルニュース&この企画は… 〉
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writer
Sakura Azuma
東さくら
2016年9月、岡山県の北部・英田郡西粟倉村を拠点に活動する、
オーガニックコットンと草木染めの〈ソメヤスズキ〉から、
“こどもらしさ”を見つめ直し、服に込めた新たな子ども服ブランド
〈YAROCCO〉がデビューしました。
東京・浅草を皮切りに、岡山・富山・北海道・兵庫・福岡と全国6箇所で
ブランドデビューとなる展示博覧会が開催されます。
オーガニックコットンやエシカルヘンプといった天然素材や、
マリーゴールド・矢車附子などの天然染料にこだわり、
“草木染め”で製品を作っている〈ソメヤスズキ〉。
売られているアイテムは、職人さんたちの手によって、
ひとつひとつ手作業で染められています。
一般的に草木染めというと、渋みがあって優しい色味を想像しますが、
〈ソメヤスズキ〉のアイテムは、鮮やかな発色が特徴。
工房では、自然が持つ色の深みを最大限に引き出し、
より魅力的な色を作り出すことに挑戦し続けています。
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〈YAROCCO〉は、そんな職人さんたちがさらに“色”にこだわり、
コレクション毎にテーマカラーを一から生み出していくそう。
毎回生み出される「新しい色」に加え、
始まりの「白」と、混色の終着点である「黒」の3色で展開されます。
ブランドのスタートとなった今年のテーマカラーは「赤」。
何度も染めと媒染を繰り返し、職人の誇りであり“YAROCCOだけの色”ともいえる
この深みのある赤色は、インド茜と蘇芳が使われており、
鮮やかな中にもどこか温かみがあって、自然の優しさが感じられます。
また、〈YAROCCO〉では矢車附子を使い、染め直しサービスも行っているそう。
こども達が元気いっぱいに遊んでできた汚れや色あせも、
“黒”に染め直すことによって目立たなくなり、着続けることができます。
こんなサービスがあると、こどもが洋服を泥だらけにして帰ってきても
怒るどころか、なんだか嬉しい気分になりそうですね。
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