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posted:2016.4.1 from:富山県富山市 genre:買い物・お取り寄せ
〈 コロカルニュース&この企画は… 〉
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コロカルならではの切り口でお届けする速報ニュースです。
writer profile
Kanako Tsukahara
塚原加奈子
つかはら・かなこ●エディター/ライター。茨城県鹿嶋市、北浦のほとりでのんびり育つ。幼少のころ嗜んだ「鹿島かるた」はメダル級の強さです。
photographer profile
cocoon
出地瑠以 Rui Izuchi
写真家。1983年福井生まれ。東京とハワイでの活動を経て、現在は大阪・福井を拠点に活動中。〈Flat〉という文化創造塾の運営メンバー。また結婚式を創るユニット〈HOPES〉のメンバーでもある。
http://www.cocoon-photo.com/
人体の体液や羊水のミネラルバランスと
極めて似ていると言われている、海洋深層水。
各地で取水されていますが、
日本で最も深い湾のひとつである富山湾は、
その研究がさかんで取水地も多いことで知られます。
富山市の〈五洲薬品株式会社〉でも、
富山湾の深層水を使ってさまざまな商品を開発中。
なかでもおすすめしたいのが、TOYAMA QUALITY WATERシリーズの、
入浴剤〈ピュアミネラルバスソルト〉と〈バスアロマエッセンス〉。
肌にしみ込んでいくような、なめらかなお湯になり、
身体の芯から温まるのはもちろん、
ふわふわと浮遊感のような気持ちよさがあり、
じんわりと疲れがほぐれていく、初めての入浴感です。
バスソルトとアロマエッセンスは、単体の使用でもそれぞれ効能がありますがバスソルトと組み合わせるとよりプラスの効果が。
太陽の光が届かない海底には、表層面とは異なる
ミネラルが長い年月をかけて豊富に溶け込んでいて、
海洋深層水には、人類が必要とするカルシウムやマグネシウムなどのミネラル分を
バランスよく含んでいるのです。
〈バスアロマエッセンス〉(2700円、税込)は、富山湾海洋深層水をベースに、天然由来100%の精油をブレンド。香りは、全8種から選べます。
五洲薬品では、早くから県や研究機関とともに
富山湾の海洋深層水の研究に着手。
これまでは塩と飲料水に二分してしまうことが多かったが、
せっかく海底で育まれた自然の有用なミネラル成分。
それらを含ませたまま抽出できないかと考えました。
そこで、
1.塩分(&ミネラル分)、
2.ミネラル濃縮水(過剰成分が除去された有用ミネラル)、
3.水(脱塩水)
という3区画に分解することができる、
“多段式イオン交換による、深層水分離技術”の実用化に日本で初めて成功したのです。
ちなみにこの技術は、
現在、再生医療分野で研究がすすめられているというから、驚きです。
そんな高度な技術を駆使し、
フレッシュな海のミネラルをたっぷり含んだ入浴剤なんです。
バスソルトは2種。しっとりとした〈ピュアミネラルバスソルト〉(大4860円、税込)は富山湾海洋深層水の塩と富山湾海洋深層水のにがりだけでつくった「富山湾深層水由来100%」の濃縮ミネラルバスソルトで、自然の有用なミネラル成分がそのまま。さらさらした〈スパイシーバスソルト ホット&ピュリファイ〉(大4104円、税込)は富山湾海洋深層水塩にショウガなどの植物成分をブレンドし、発汗作用をプラス。小さいサイズもあります。
入浴すると、肌を纏うようなお湯は初めての感覚。
この配合がなかなか難しいようですが、
だからこそ、保湿効果も抜群で、しっとりとした潤いのある湯上がりに。
自宅の湯船が、海洋深層水に近い成分になるなんて、
なんだか生命の神秘に近づいているような気分です。
五洲薬品の技術は、水の硬度を調整可能。マグネシウムとカルシウムの含有量によって決まる硬度は、深層水の場合約6000〜7000ほどとも言われ、そこからバランスを調整していくそう。写真左の、飲料水に適したものが硬度50。シーンに合わせて硬度別のミネラルウォーター〈ミネラルヘルシー〉を販売中。
もともとは、入浴剤、医薬品メーカーとしての実績をもつ五洲薬品。
北陸では昭和の頃から親しまれている、
入浴剤〈桃源〉をつくっているメーカーなんです。
1955年発売以来、50年以上愛されているロングセラー入浴剤シリーズ桃源。こちらは肌に無理な刺激を与えず毛穴の中に入り込んだ落ちにくい汚れを洗い流しやすくするパパイヤ酵素入り。生薬やエキスが肌に着実に浸透して保湿、疲労回復効果も。レトロなパッケージもほとんど当時のまま。(以前コロカルでも少しご紹介)
本社応接室に飾られていた昭和の頃のパッケージ。
富山市内にある本社にお邪魔しました。
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五洲薬品は、中国の薬問屋に勤務していた初代の社長が、昭和21年に創業。
当時富山では内服薬の販売が主流でしたが、
病気にならないように健康をケアするのも大切と、医薬品に注目。
身体の血行をよくして健康を促進する入浴剤も、薬のひとつと考え、
早くから手がけていました。
また、工場があるのは富山市のなかでも山間部の千里エリア。
周辺は富山県の自然環境保全地区に指定されていたり、
北アルプスの立山連峰の雪融け温泉水が豊富に湧き出ています。
工場前にある蛇口からは、こんこんと湧き水が流れていて、道行く人も汲めるようになっていました。
水も健康維持のために大切なものと考え、昭和50年代からこのミネラルウォーターを販売。いまも当時からほとんど変わらない、立山連峰が描かれたレトロなパッケージ。
「いまは亡き私の祖父、初代社長は、
かつて外国に滞在したとき水で苦労した経験があり、
水の怖さと大切さを思い知ったそうなんです。
当時は当たり前だった水に注目していたんですね。
『ブームや情報に惑わされるのではなく、
自ら見極められる目を培って健康維持、促進をする時代だ』
なんてことも話していましたね」
と、五洲薬品の営業推進部部長、藤井良伸さんが教えてくれました。
難解な研究や効能についてもわかりやすく教えてくれた藤井さん。
さらに、研究熱心な初代社長は、工場を増設するとともに、
裏にある丘陵を少しずつ買い足しては、野草を植えて生薬の研究を重ねたのだそう。
訪れたこの日、まだ雪が残っていましたが、
たくさんの薬草の名前が書かれた立て札が山のあちこちに。
研究への熱心さが伝わってきます!
そんな生薬研究に長年携わってきた同社が、
自信をもってつくった商品が、2016年3月1日に発売したばかりの〈メディカハーブ〉。
冷えや腰痛などの女性の不調をサポートする入浴剤です。
左から、30代の不調、肌トラブルや冷えにきく〈メディカハーブヨーロピアンハーブの香り〉、50代の不調、腰痛や疲れにきく〈メディカハーブオリエンタルハーブの香り〉、各2000円(税抜)20回分。
年齢別の症状に合わせた2タイプあり、
工場敷地内に湧き出ている温泉水をベースにそれぞれ数種の生薬を配合。
どちらも、疲れた体にかなりじんわり効いてきます。
キャップ1杯分(20ml)を湯船にいれると、
調香師がブレンドした精油の香りがたちこめリラックス。
あまり汗をかかない私でも、入浴してしばらくすると汗がぽたりぽたり。
疲れがほぐれていき……、
まさに生薬浴と言えるバスタイムでした。
商品はオンラインショップで購入可能。
または、TOYAMA QUALITY WATERなど一部商品は
JR富山駅〈とやマルシェ〉にある直営店〈GOSHU〉でも販売中です。
富山の自然の恵みと効能を研究し続ける五州薬品。
その真摯な姿勢から生まれる商品には、今後も目が離せません。
information
GOSHU(五洲薬品直営店)
住所:富山県富山市明輪町1-36 とやマルシェ
TEL:076-471-8101
営業時間:8:30~20:30
定休日:無休
http://www.toyamarche.jp/tenantinfo/goshu/
■TOYAMA QUALITY WATER
■メディカハーブ
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