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posted:2016.2.28 from:青森県 genre:ものづくり / アート・デザイン・建築
〈 コロカルニュース&この企画は… 〉
「木のある暮らし Life with Wood」からのニュースです。
日本の木材を活用した新しい商品、ユニークな商品、ヘルシーな商品の情報や、
木に触れる、木の良さを知るイベントやプロジェクトのことなどをキャッチ!
writer profile
Akiko Saito
齋藤あきこ
さいとう・あきこ●宮城県出身。図書館司書を志していたが、“これからはインターネットが来る”と神の啓示を受けて上京。青山ブックセンター六本木店書店員などを経て現在フリーランスのライター/エディター。
東京・中目黒を拠点に、
国内生産とオリジナルテキスタイルにこだわった
パンツスタイルなどを手がけるブランド〈cul de sac〉。
性別のないスタンダードなリラックスクローズが人気です。
そんな〈cul de sac〉から、このたび
青森ひばプロダクトの新ブランド〈Cul de Sac – JAPON〉が誕生!
廃棄処分される天然青森ヒバの端材を利用した、
たくさんのすてきなアイテムがラインナップしています。
ただいま販売されているのは、
ヒバ精油やキャンドル、ホホバオイルとヒバ精油で作られた〈天然バーム〉、
ヒバ精油、蜜蝋、亜麻仁油で作った〈ヒバワックス〉、
ヒバ精油とひば粉のみでつくった〈フィードディフーザー〉や
ヒバ精油とひば水で作った〈消臭&防虫スプレー〉に、
ヒバを削った〈ヒバチップ〉。
そしてキッチンアイテムも充実していて、〈ヒバしゃもじ〉や〈ヒバくびれ箸〉、
〈ヒバへら〉、〈正方形まな板〉等。
さらに靴用消臭材や枕用消臭・リラックス材などもあるんです。
いずれも、中目黒のショップ〈cul de sac〉で購入することができます。
注目は〈青森ヒバ篭〉。
青森ヒバの柾目材を1本ずつ薄くテープ状にしたものを、
職人さんが手作業で編み上げた籠です。
香りも良く、美しい光沢感も自然そのままですてきです。
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青森ヒバは腐食に強く耐久性に優れた建築用材であるとともに、
含まれるヒノキチオールの成分には抗菌、防虫、消臭、
精神安定などの効果があります。
そうした成分が含まれる木は世界でもまれで、日本では青森ヒバだけなんだそう。
ところで、ファッションブランドがなぜ青森ひばを手がけることに?
その理由は、〈cul de sac〉デザイナーの村口さんの
ご実家が青森県のヒバ屋さんだったことにあります。
そのご実家は、「木のあるくらし」でもご紹介した、
青森ヒバを使ったものづくりにこだわる木工所〈わいどの木〉なんです。
〈わいどの木〉の記事はこちら
「私の祖父の代から材木店をやってまして、
現在父親が後を継ぎ青森ヒバの専門の建材、木工品、
宿泊施設などを行っております。
小さい時からそのような環境で育ち、この青森ヒバをもっと広めたい、
デザインしてみたいと思い〈Cul de Sac-JAPON〉を立ち上げました。
ほとんどの商品は実家の工場で制作し、
手仕事などは地元の職人さんにお願いし制作しています」(村口さん)
青森ヒバのスタイリッシュなアイテムが揃う〈Cul de Sac-JAPON〉、
ご購入は中目黒にあるCul de Sac – JAPONの
ショップ兼アトリエにて。
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Cul de Sac
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