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posted:2016.2.16 from:東京都 genre:活性化と創生 / アート・デザイン・建築
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writer profile
Akiko Saito
齋藤あきこ
さいとう・あきこ●宮城県出身。図書館司書を志していたが、“これからはインターネットが来る”と神の啓示を受けて上京。青山ブックセンター六本木店書店員などを経て現在フリーランスのライター/エディター。
いま全国各地では、地域の特色を活かした
様々な取り組みが行われています。
2016年2月18日より、
東京・六本木の〈東京ミッドタウン・デザインハブ〉にて、
第56回企画展『地域×デザイン -まちを編みなおす20のプロジェクト-』が
開催されます。
これは、日本の地域で地域活性化のために
デザインを取り入れて行われている取り組みを紹介する展覧会。
地域が持つ価値にデザインを掛け算することで生まれた、
興味深い取り組みがたくさんです。
本展で取り上げるのは、
もともとその地が持っていた価値を改めて見出して「まちを編集」すること、
また生活・文化やコミュニティの「編みなおし」と考え、
デザインの視点から分析、紹介すること。
例えば、北海道の〈清里焼酎醸造所〉が、
40年間作られ続けてきたじゃがいも焼酎をリブランディングした〈清里〉。
また、宮城県で、震災後に大規模な花火大会を中止し、
地域の祭りを30年ぶりに復活した〈松島流灯会 海の盆〉。
徳島県で、高齢化した集落でITやロボットを
活用したリサーチを展開する〈暮らしのロボット共創プロジェクト〉。
そして埼玉県の、大手バス会社が撤退した赤字路線を引き継ぎ、
利用者を増やした〈川越市イーグルバス〉。
そのほか、いずれも個性的な20のプロジェクトを紹介。
会期中には新潟県三条市長や兵庫県豊岡市長らの
ゲストを招いた充実のトークセッションを活発に開催します。
是非地元の声を聞いてみてはいかがでしょう。
プログラム日程は、公式サイトにて。
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本展のデザインと会場構成は、
大阪を拠点に活動し、自身も地域とのプロジェクトを実施している
〈UMA/design farm〉の原田祐馬さんと、
建築家ユニットの〈dot architects〉。
原田さんによるメインビジュアルは、あやとりがモチーフ。
「さまざまなものが編みなおされることで、再び、新しい
“もの” や “こと” が生まれる予感や期待を感じさせたいと考えました」
とコメントされています。
多角的な視点から紹介される地域のプロジェクト、
いろいろな学びや気付きを与えてくれそうです。
information
東京ミッドタウン・デザインハブ 第56回企画展 地域×デザイン -まちを編みなおす20のプロジェクト-
住所:東京都港区赤坂9-7-1 ミッドタウン・タワー5F
営業時間:11:00〜19:00
会期:2016年2月18日(木)〜3月6日(日)
会期中無休・入場無料
会場:東京ミッドタウン・デザインハブ
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