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writer profile
Maruko Kozakai
小堺丸子
こざかい・まるこ●東京都出身。
読みものサイト「デイリーポータルZ」ライター。江戸っ子ぽいとよく言われますが新潟と茨城のハーフです。好きなものは犬と酸っぱいもの全般。それと、地元の人に頼って穴場を聞きながら周る旅が好きで上記サイトでレポートしたりしています。
いよいよ冬本番になり、お鍋が美味しい季節がやってきました。
お手軽に楽しめるのは水炊きや寄せ鍋。
そして、そこに欠かせないものといえば、、やっぱりポン酢ですよね。
そこで今日は、高知県で豊富に作られているポン酢に的をしぼり、
いまポン酢界にはどんな商品があるのかざっとご紹介したいと思います!
ポン酢とはそもそも、柑橘系の果汁を醤油や鰹節などで味をととのえたもの。
柑橘の爽やかな風味が楽しめ、
また、オイル不使用のだめ健康志向の人にはもってこいの調味料です。
レモン・ライム・カボスなど色々な果汁で作られますが、
高知といえばもちろん、特産品である“ゆず”が使われています。
その種類はたいへん豊富で、ラベルも個性豊かなものが並んでいました。
まず目を引いたのはポン酢とは思えないラベルのこちら。
地鶏の〈土佐はちきん地鶏〉のダシに加えて、
タイ料理でおなじみのプリッキーヌという青唐辛子が入っています。
くせになる辛さから、少々攻撃的な辛さまで3種類。
試してみたところ、鍋物やサラダよりも
鶏の揚げ物や餃子など、肉汁との相性が合いそうなポン酢でした。
辛いもの好きにはぜひ試して欲しいシリーズです。
さすが高知、もう一つの特産である生姜入りもいくつかありました。
すりおろした生姜がたっぷりはいった〈生姜とろ~りポン酢〉は
まろやかに仕上げられていて、サラダや冷しゃぶにピッタリな味。
ほか、ダイレクトに生姜を感じられるものや、
甘辛くできていて、豚の生姜焼きを作るのにもってこいなものも。
さらに、まるでドレッシングの見た目の〈胡麻すってぽん〉は
この中で一番甘みがあり、子どもたちにも人気ありそうなポン酢です。
胡麻の風味が強いですが、ゆずの爽やかさと生姜の上品さもきちんと感じられました。
試しにサラダにかけて食べてみたのですが止まらなくなって
どちらがメインかわからない程でした。
胡椒入りのピリ辛もありました。
さきほどの唐辛子の攻撃的な辛さとは違い、
じんわりと響く大人の辛さ。特に焼き魚に合いそうです。
驚いたのが塩ポン酢!
もちろん普通のポン酢と同じように使えますが、
焼き肉との相性が特に抜群。
焼き肉の旨味が一気にまろやかになり、最後に爽やかさがふわっと残ります。
焼き肉のタレと一緒に置いておきたい一品です。
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さて、残りはノーマルな醤油ポン酢です。
色々な食べ方がありますが、中でもよく使われそうな
鰹のたたき、湯豆腐、焼き肉で食べ比べてみました。
すると料理によって選ぶ際のポイントが見えてきました。
鰹のたたきに合うかどうかのポイントは、
ゆずが多めに入り、酸味がきいたものを選ぶと良いことがわかりました。
口に入れた瞬間、まるで春のテニス部のような爽やかさが感じられます。
また、鰹の甘さと中和してすっきり程よい美味しさになるんです。
湯豆腐に合わせて選びたいのは、鰹だしのきいているまろやかなポン酢。
豆腐の優しい味には、
酸味がきつく感じるポン酢もいくつかありましたが、
こちらの鰹だしが多めのポン酢は
豆腐の存在感もきちんと立ててくれます。
俺が主役だと主張するのではなく、
一緒に部活楽しもうよ! と誘ってくれる生徒会長のような存在でした。
夏にはソウメンにも合いそうですよ。
焼き肉には正直、どれも合いました。
酸味のきいているポン酢も美味しいし、
鰹だしのきいたポン酢もとても合う。
これは好みが分かれると思います。
さて、いくつかざっと紹介してきましたが、
まだまだ他にも、味の奥行きが感じられるものや
全体のバランスが良いものなど、とにかくたくさん。
結局どれがいいのか分からない! となった方や
ポン酢に興味を持った方は
ぜひアンテナショップ〈まるごと高知〉をのぞいて店員さんに相談してみてください。
定番から変わり種まで、常時30種類のポン酢が並んでいて選びごたえありますよ。
また、2月の26日(金)まで「史上最強のMyポン酢をさがせ!」イベントが開催されています。
ポン酢の達人が、好みにピッタリの一本をセレクトしてくれます。
なお、期間中の土曜・日曜には、試食販売を実施しているそうです。
ぜひお気に入りのMyポン酢を見つけてみてください!
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