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posted:2016.1.7 from:島根県安来市 genre:旅行 / アート・デザイン・建築
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writer profile
Akiko Saito
齋藤あきこ
さいとう・あきこ●宮城県出身。図書館司書を志していたが、“これからはインターネットが来る”と神の啓示を受けて上京。青山ブックセンター六本木店書店員などを経て現在フリーランスのライター/エディター。
島根県の安来市にある足立美術館。
横山大観のコレクションをはじめとする近代日本画や、
河井寛次郎らの陶芸などをそろえた美術館です。
昭和45年に安来出身の実業家、足立全康氏によって設立されました。
おでかけコロカルでも以前ご紹介している名所です。
こちらの美術館で人気なのが、日本庭園。
この庭園が今年、アメリカの日本庭園専門誌
『Sukiya Living/The Journal of Japanese Gardening
(ジャーナル・オブ・ジャパニーズ・ガーデニング)』
の日本庭園ランキングにて、13年連続、1位に選出されました。
このランキングは、全国の日本庭園1,000か所以上を
対象に実施しているもの。
庭園の質、庭園と建物との調和、利用者への対応といったホスピタリティ等、
「いま現在鑑賞できる日本庭園としていかに優れているか」
を基準に調査・選考されている賞なのです。
2015年日本庭園ランキング上位5位
1位 足立美術館(島根県)
2位 桂離宮(京都府)
3位 山本亭(東京都)
4位 養浩館庭園(福井県)
5位 御所西 京都平安ホテル(京都府)
(ジャーナル・オブ・ジャパニーズ・ガーデニングより)
この美しい庭園のひみつは、
7名の専属の庭師が、日々様々な手入れや維持管理を行っているから。
それに加え、庭師以外の美術館職員も、開館前には総出で
清掃作業を行っているのだそう。
昭和45年の開館から年中無休で繰り返されている伝統ということで、
こうした手間暇から世界一の庭が生まれているんですね。
館内には、床の間の壁をくりぬいて
横山大観の名作「白沙青松」をイメージした庭が眺められる
〈生の掛軸〉や、館内の窓がそのまま絵画になった〈生の額絵〉も。
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春はサツキやツツジ、夏は新緑、秋は紅葉、冬は雪景色と、
四季を通じて様々な表情を見せてくれる足立美術館の日本庭園。
なんとストリーミング放送で毎日、庭園をライブ配信されているので
おうちでも楽しむことができます!
遠方の方はぜひストリーミングで美しいお庭を眺めてみてはいかがでしょう。
公式サイトはこちら
information
足立美術館
住所:島根県安来市古川町320
TEL:0854-28-7111
開館時間:4月-9月:9:00-17:30 10月-3月:9:00-17:00
入館料:大人 2,300円 大学生 1,800円
高校生 1,000円 小中生 500円 (団体料金あり)
JR安来駅より無料シャトルバスで約20分
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