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posted:2015.11.17 from:宮城県仙台市 genre:アート・デザイン・建築
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writer profile
Yu Miyakoshi
宮越裕生
みやこし・ゆう●神奈川県出身。大学で絵を学んだ後、ギャラリーや事務の仕事をへて2011年よりライターに。アートや旅、食などについて書いています。音楽好きだけど音痴。リリカルに生きるべく精進するまいにちです。
11月20日(金)〜23日(月・祝)、宮城県のせんだいメディアテークにて、
映像ディレクターの高平大輔さんによる
映像作品展「点と線と」が開催されます。
震災後に、被災地の夜明けを記録するために始まった
プロジェクト「Tomorrow at Daybreak」。
それから4年、高平さんと東北出身のクリエイターの方たちは
公私にわたって被災地のいとなみを撮り続けてきました。
スクリーンに映し出されるのは、
渡り鳥と人間が共存する里山の自然や、
松島「カフェ・ロワン」の最後の姿を収めたアートプロジェクト、
伝統を受け継ぐ職人たちの手仕事、
仙台出身のタップダンサー・熊谷和徳さんのドキュメンタリー、
仙石線の全線復旧を記念したフェスでの、
マイア・ヒラサワさんと松島高校の生徒たちによるライブ映像などなど。
宮城に暮らす高平さんたちにしか撮れない、美しい映像ばかり!
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「点と線と」では、4年間の間に高平さんが監督した
10を超える作品を上映予定です。
「Tomorrow at Daybreak」は、高平さんが
宮城を撮り始めるきっかけとなったプロジェクト。
震災後の宮城、石巻、南相馬、飯館村など、被災地の夜明けを
淡々と記録し、国内外で注目された映像です。
「仙台・宮城の手しごとたち 手とてとテ」は、
宮城の伝統工芸の魅力を伝えるプロジェクト「手とてとテ」による、
職人たちの手仕事にフォーカスした作品。
「手とてとテ」は、以前コロカルでもご紹介した青いこけし「fennica Indigo Kokeshi」を手がけたプロジェクトチームです。
さらに、今回初公開となる映像も!
世界で活躍する仙台出身のタップダンサー・熊谷和徳氏が
今年の3月に開催した震災への想い込めたライブの様子を収めた
ドキュメンタリームービー「Documentary of TAP DANCE IS HAPPINESS,」。
マイア・ヒラサワさんと松島高校の生徒たちによる
ライブの模様を収めた「仙石線 全線復活記念 SENSEKI TRAIN FES」。
「点と線と」は、仙台市市民文化事業団の支援をもとに、
高平さんと有志のクリエイターの方たちが自主的に開催する展覧会なのだそう。
会場には、被災地を支援するための募金箱も設置されます。
宮城のいとなみを記録していく高平さんたちの活動そのものが、
震災後から今に続く、宮城を支援する活動なんですね。
11月21日(土)には詩人の和合 亮一さん、
アートディレクターの鹿野 護さん(WOW)を迎えたトークセッション
「二人の恩師に聞く 今、つくりつづける事について」、
11月20日(金)には佐藤那美さんによるピアノコンサートも開催されます。
詳しくはFacebookを。
「みちのおくの芸術祭 山形ビエンナーレ」のディレクター、
宮本武典さんなどもコメントを寄せています。
ぜひチェックしてみてください!
■「点と線と」高平大輔 映像作品展2011-2015
会期:2015年11月20日(金)〜23日(月・祝)
会場:せんだいメディアテーク1F
住所:宮城県仙台市青葉区春日町2−1
入場料:無料
時間:10:00〜20:00(入場19:30迄)
※20日と23日は19時30分で終了(入場19時まで)
※21日は18時で終了(入場17:30まで)
主催:点と線と 実行委員会
・高平大輔
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