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writer profile
Yu Miyakoshi
宮越裕生
みやこし・ゆう●神奈川県出身。大学で絵を学んだ後、ギャラリーや事務の仕事をへて2011年よりライターに。アートや旅、食などについて書いています。音楽好きだけど音痴。リリカルに生きるべく精進するまいにちです。
今年の夏、香川県にある金刀比羅宮の表参道に、
新たな観光情報基地が誕生しました。
以前からあった「しょうゆ豆本舗」に
「かがわ・こんぴら観光案内所」が併設され、リニューアルオープンしたお店です。
こちらの名物は、うどんそっくりのソフトクリーム「かまたまソフト」。
ツヤといいコシといい、これでもか、というほどうどん!
バニラ味のソフトクリームには、卵と生姜がブレンドされており、
お好みで特製醤油とねぎをかけていただきます。
絶妙なバランスのお味は
「釜玉うどんの味なのに、なぜかおいしい!」と観光客の方に人気です。
一体なぜこんなソフトクリームが誕生したのでしょうか?
お店を営む「株式会社にしきや」さんに聞いてみました。
「香川県らしいご当地ソフトは何が良いかと考えた時に、
香川県らしさとは、やはりうどんであると思いました。
そこで、当初はうどん味のソフトクリームを考案したのですが、非常に難しく、
醤油やねぎをトッピングし、ビジュアルにこだわったソフトクリームをつくりました。
そうして何とかでき上がったソフトクリームは決しておいしくありませんが、
ノリと旅の思い出にはなるだろうということで、販売に至りました」
……とのこと!
担当の方も、ここまで「かまたまソフト」が
人気になるとは思っていなかったようです。
「にしきや」さんは香川名物「しょうゆ豆」の老舗。
「しょうゆ豆本舗 表参道店」からほど近い「にしきや 本店」では
「しょうゆ豆」はもちろん、かけうどんやぶっかけ、
冷やしうどんなども食べれます。
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「しょうゆ豆」とは、香ばしく煎ったそら豆を
しょうゆ・砂糖などでできたタレに漬け込んだもの。
煮豆とは違った、ふっくら・やわらかな食感が特徴です。
その昔、お遍路さんが島四国八十八ヶ所のある小豆島を回っていた時に
そら豆をご報謝にもらい、炒ったそら豆が
醤油壷に入ってしまったことがはじまりといわれているそう。
「にしきや」は“こんぴらさん”と
親しまれてきた金刀比羅宮のふもとにあり、
昔からお遍路さんの休憩の場として親しまれてきたのだとか。
そんな「にしきや」と香川県、琴平町観光協会が協力し合い、
観光情報基地としてオープンさせたのがこちらの拠点。
店内には、県産品やパンフレットなども並んでいます。
「かまたまソフト」をフィーチャーするなんて、さすがうどん県!
こんぴら参りに行く際は、ぜひ訪れたいですね。
しょうゆ豆本舗 表参道店 かがわ・こんぴら観光案内所
住所 香川県仲多度郡琴平町811
時間 10:00~18:00
定休日 無休
電話 0877-75-3788
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