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名古屋の暑い夏、
演劇と美術を楽しもう。
劇団・地点「茨姫」と
ボタニカルアート展「芸術植物園」

コロカルニュース

posted:2015.8.12   from:愛知県名古屋市  genre:アート・デザイン・建築

〈 コロカルニュース&この企画は… 〉  全国各地の時事ネタから面白情報まで。
コロカルならではの切り口でお届けする速報ニュースです。

writer profile

Takatoshi Takebe

武部敬俊

たけべ・たかとし●岐阜出身。名古屋在住。出版/編集職に従事した後、ひとりで制作・出版する雑誌“THISIS(NOT)MAGAZINE”を手がける。現在は多数のイベントを企画制作しつつ、ウェブマガジン“LIVERARY”を日々更新/精進しています。押忍!
http://liverary-mag.com/

みなさん、夏休みのご予定はすでにお決まりでしょうか?

夏休み期間である8月13日(木)〜15日(土)の3日間、
愛知芸術文化センター(愛知県美術館・愛知県芸術劇場)で、
演劇と美術展のコラボ・キャンペーンが実施されます。
対象となるのは、愛知県芸術劇場で上映される演劇「茨姫」と、
愛知県美術館で開催中の展覧会「芸術植物園」。
名古屋の暑い夏、ひんやり涼しく一日を過ごしてみてはいかがでしょう。

「茨姫」には、架空の病気「冬虫夏草症」に感染した少女が登場。
現実世界と夢の世界の境界がわからなくなるような不思議な物語です。
この劇団「地点」は美術家からも評価が高く、
ロックバンド「空間現代」と舞台で共演するなど、
新しい試みを行ってきたカンパニー。
今回は、役者が寝た状態で喋る寝言のような演技を取り入れていたり、
観客よりもステージが下にあって、役者たちを見下ろして鑑賞するなど、
斬新なスタイルの作品となっています。

写真:「茨姫」よりイメージカット(撮影:羽鳥直志)。

会場の「愛知県芸術劇場小ホール」。

そして一方の「芸術植物園」は、
植物の拓本から架空の植物画まで様々な「植物」に出会える展覧会。
企画プロデューサー自らが足を運び全国から集めた、絵画、陶器作品から
現代アートまで、約130点のボタニカルアート作品が並びます。

渡辺英司《常緑》2004-2015年 プラスチック(人工芝) 作家蔵

小茂田青樹《薫房》1927年 紙本着色 福島県立美術館

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「もっと気軽にアートや演劇に触れてほしい」という思いから生まれた特典

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当日は、「茨姫」公演チケットの半券を美術館窓口で見せると、
「芸術植物園」展当日券が100円割引になるサービスがあります。
美術館や劇場というと、少し敷居が高い文化だと思われがちですが、
このコラボレーションの裏側には、
「もっと気軽にアートも演劇も触れてほしい」
という職員たちの真摯な思いが込められています。
こちらの特典を利用すれば、アートも演劇も両方に触れてみる、
いいきっかけになるかもしれません。
夏真っ盛りの暑い時期、
ひんやりと涼しい館内で有意義な時間を過ごしてみてはいかがでしょう?
詳細はこちら

芸術植物園

会期:2015年8月7日(金)〜10月4日(日)

会場:愛知県美術館

住所:名古屋市東区東桜1-13-2 愛知芸術文化センター10F

開館時間:10:00〜18:00 金曜日は20:00まで

休館日:毎週月曜日 (9月21日は開館)、9月24日(木)

チケット料金:一般 1,100円、高校・大学生 800円 、中学生以下無料

愛知県芸術劇場ミニセレ 第14回AAF戯曲賞受賞作「茨姫」

開催日:2015年8月13日(木)〜15日(土)

会場:愛知県芸術劇場 小ホール

住所:名古屋市東区東桜1-13-2 愛知芸術文化センターB1F

時間:全日19:30〜

【相互特典】

美術館窓口「茨姫」チケット・半券提示で「芸術植物園」展

当日券が100円割引に(当日券のみ、他割引併用不可)

「茨姫」公演会場内にて、「芸術植物園」展チケット・半券または、

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