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「カワイイ-ヲリガミ
元祖絵付折紙」
コチャエが復刻!カンタンに
キャラクター折紙が出来る

コロカルニュース

posted:2015.6.19   from:岡山県岡山市  genre:ものづくり

〈 コロカルニュース&この企画は… 〉  全国各地の時事ネタから面白情報まで。
コロカルならではの切り口でお届けする速報ニュースです。

writer profile

Akiko Saito

齋藤あきこ

さいとう・あきこ●宮城県出身。図書館司書を志していたが、“これからはインターネットが来る”と神の啓示を受けて上京。青山ブックセンター六本木店書店員などを経て現在フリーランスのライター/エディター。

岡山を拠点に活動するデザインユニット「cochae」(コチャエ)さんが、
戦前の日本の折紙を復刻した「カワイイオリガミ」。
これはもともと、戦前の折紙細工作者、中島種二が作ったもの。
その名の通り、とってもカワイイ!
紙に絵柄が既に描かれているので、指示に従って折るだけで、
簡単にカワイイキャラクターの折り紙を作ることができるんです。
ただいま京都の恵文社一乗寺店では、
「カワイイヲリガミ」の小さなフェアも開催されています。

こちらがパッケージ

折る前はこんな感じ

コチャエの軸原ヨウスケさんに、作ったきっかけを聞きました。

「日本郷土玩具の会の会長に、戦前の絵付折紙のスクラップブックが
オークションに出ているよ、と聞いて購入したのがそもそものきっかけです。
これこそCOCHAEの元祖!とはしゃいでいたのですが、
発行していたのが、こけしや郷土玩具を語る上では外せない、
ものすごく憧れていた戦前の版元「吾八」でした。
「吾八」は、COCHAEが以前作った「武井武雄のこけし」という本でも
取り上げたとおり、武井武雄や郷土玩具と深く関わりのあったところ。
現代の色使いとは違うので、特色や手作り擬似網点を使う等々、
再現もかなり頑張りました。使命感ですね。
その結果、晴れて復刻の許可を頂き、発行することになったんです」

12種類あります

Page 2

いま見てもとってもポップな「元祖絵付折紙」ですが、
作者の中島種二は謎に包まれています。
軸原さんが作成した、戦前の郷土玩具を中心とした
趣味文化の相関図を制作が参考になるかもしれません。

恵文社一乗寺店での「カワイイヲリガミ」フェアは
6月30日(土)まで。
オリジナルを額装したもの4種も展示されています。
ほか、取り扱ってくださる店舗も募集中とのことです!

■COCHAE「カワイイ-ヲリガミ 元祖絵付折紙

定価:630円(税別)

協力・比屋根英夫(書肆ひやね) 、堀宜雄、山内十三男

取り扱い店舗:国立新美術館SFT(東京/乃木坂)、
ハチマクラ(東京/高円寺)、恵文社一乗寺店(京都)、
ひなや(京都)、kikka(埼玉)、
大原美術館ミュージアムショップ(岡山)、日本郷土玩具館(岡山)、
長崎県美術館ミュージアムショップ

恵文社一乗寺店:京都市左京区一乗寺払殿町10

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