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posted:2015.2.6 from:山梨県富士吉田市 genre:ものづくり / アート・デザイン・建築
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writer profile
Yu Miyakoshi
宮越裕生
みやこし・ゆう●神奈川県出身。大学で絵を学んだ後、ギャラリーや事務の仕事をへて2011年よりライターに。アートや旅、食などについて書いています。音楽好きだけど音痴。リリカルに生きるべく精進するまいにちです。
富士山の麓に、ネクタイの生産量が日本一を誇る織物産地があります。
その歴史は古く、
この地に初めて織物が伝えられたのは
紀元前219年という伝説が残っているそう。
そんな産地のハタオリ職人さんのグループ「ヤマナシ ハタオリトラベル」では
素敵なネクタイをたくさん紹介しています。
こちらは、三代続く
ネクタイ生地専門織物工場「渡小織物」さんの
富士山柄のネクタイ。
民話の挿絵のような富士山がかわいい!
かわいらしいデザインだけど、
伝統的な絹の重量感はそのままです。
このほかにも、「ヤマナシ ハタオリトラベル」には
ユニークなネクタイがたくさんあるんです。
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こちらはスーツを開くと富士山がのぞく、
「富士桜工房」さんのネクタイ。
富士山の織り柄をよーく見ると、
山の中腹辺りにジグザグが入っています。
これは、登山道を表現したものだそう。
刺繍のように見えますが、生地を織る時に糸を変え、
柄を織り込んでいるそうです。
「富士桜工房」さんいわく「たぶん、誰も気づきません」とのことですが
そんな細かいこだわりがうれしい。
細部に「表に出ないところまで念入りに」という理念が生きています。
目のさめるようなカラーのネクタイを
取り揃えているのは「羽田忠織物」さん。
下の写真は、複雑な柄を表現できるジャガード織りによる
オーガンジーシルクのネクタイ。
極細な絹糸を丁寧に織り上げた“空気のように軽いネクタイ”です。
よく見ると柄が入っているのもすごい!
ジャガード織りだからこそ表現できる柄です。
「羽田忠織物」さんのネクタイは、国内では希少な紗織りのものもおすすめです。
このほか、「ヤマナシ ハタオリトラベル」では、
ストールやリネンなどの商品も紹介しています。
永く使えるいいものばかりなので、大切な方への贈り物にも良いですね!
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