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〈 コロカルニュース&この企画は… 〉
「木のある暮らし Life with Wood」からのニュースです。
日本の木材を活用した新しい商品、ユニークな商品、ヘルシーな商品の情報や、
木に触れる、木の良さを知るイベントやプロジェクトのことなどをキャッチ!
writer profile
Akiko Saito
齋藤あきこ
さいとう・あきこ●宮城県出身。図書館司書を志していたが、“これからはインターネットが来る”と神の啓示を受けて上京。青山ブックセンター六本木店書店員などを経て現在フリーランスのライター/エディター。
愛媛県の「大五木材」さんが作る「森のかけら」は、
日本だけでなく、世界中から集めた木材のかけらのコレクション。
珍しい樹種や高価な樹、数が減少していまでは伐採・輸入が難しくなった
樹など、約200種類以上のかけらがラインナップしています。
これらを、「100個入り」や「36個入り」のパッケージで、
お好きなかけらを選んで購入することができるんです。
木育・環境教育の教材やおもちゃ、ディスプレイなど
いろいろな用途に使えます。大五木材の高橋照国さんに、
この「森のかけら」についてお伺いしました。
ーー「森のかけら」を作った理由は?
高橋さん:住宅の造作や家具の製作工程で発生する
端材を捨てるのがもったいなくて、どうにかしたいという思いと
世界中の木を見てみたい、触れてみたいという好奇心から
生まれました。
この商品の仕組みは、国内外の樹木240種の中からお好きなものを
100種(あるいは36種)選べるというシンプルなものです。
でも、今まで誰も作ろうとはしませんでした。
いまでは、馬鹿がつくほど木のことが好きで好きでたまらない
木の愛好家、木材フェチの皆様に愛されています。
ーどんな反響がありますか?
高橋:お陰さまで発売以来累計で650セットが販売出来ました。
海外向けのサイトでも販売をしていいて、世界の木の愛好家、
木材フェチにまで届けたいと張り切っています!
この商品は弊社にとって、森の出口の1つと考えていますが、
木の好きな方にとっては、森への入口の1つになっていただければ
嬉しいです。
大五木材では、このほかにも、日本の木の中から
各誕生月に合わせた「誕生木(たんじょうもく)」などを決めて
商品化した「誕生木・12の樹の物語」
など、木材を使った「物語のあるものづくり」
を行っています。
究極の目標は「伐らない林業」なのだそう!
今後も木材への愛情あふれる面白いプロジェクトが
続々誕生しそうです。
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