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元祖金沢カレー「ターバンカレー」。こってりの黒い中辛ルーとサクサクのカツ!

コロカルニュース

posted:2014.11.27   from:石川県金沢市  genre:旅行 / 食・グルメ

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writer profile

Akiko Saito

齋藤あきこ

さいとう・あきこ●宮城県出身。図書館司書を志していたが、“これからはインターネットが来る”と神の啓示を受けて上京。青山ブックセンター六本木店書店員などを経て現在フリーランスのライター/エディター。

和菓子や伝統工芸が盛んなイメージがある
石川県金沢市。実は独自の「金沢カレー」というカレー文化が脈打つところ。
・ルーは黒色濃厚でドロッとしている。
・ステンレスの皿に盛られている。
・フォークまたは先割れスプーンで食べる。
・付け合わせとしてキャベツの千切りが載っている。
・ルーの上にロースカツを載せ、ソースがかかっている。
という独自の定義があるんです。(ターバンWebサイトより)
いまでは「ゴーゴーカレー」や「アルバカレー」などが
首都圏に進出し、金沢以外でも知られる存在になりました。

そんな「金沢カレー」の総本山なのが「カレーハウス・ターバン」。
昭和46年創業、石川県・長野県・京都府を中心に展開している
「金沢カレー」の元祖的存在なんです。
ターバンのカレーは、マイルドな辛さ。コクのある真っ黒なルーに、
お肉がゴロゴロ入っています。
その上には、皮はサクサク、中はジューシーで柔らかいカツの
コンビネーション!いろいろなトッピングが味わえるのも特徴。

メニューは、基本のカレーにロースカツなどをトッピングしていきます。こちらはスタンダードな「ターバンカレー」Sサイズ。

代表の岡田明さんに、味の秘密を聞いてみました。

「お肉は絶対冷凍は使いません。その日に仕入れた新鮮なものだけです。
ルーに関しては、先代から引き継いだ、20種類以上のスパイスをブレンドして作っています。
ルーは最近、ちょっと変えたんですよ。基本的にうちのカレーは中辛が基本なんですが、
前はもうちょっと辛かったんです。というのも、北陸新幹線の開業に向けて
お土産用のレトルトカレーを開発したんです。
その時から、お店のカレーにも加賀八つ房とうがらしと能登の塩を使うようにして。
すると、辛さが丸みを帯びて、より色んな世代に親しんで
もらえる味になりました」

今回お伺いした本店は
広坂という金沢の市街の中心地にあって、
徒歩5分もかからないところに21世紀美術館があります。

ターバンカレー本店の外観

カウンターがメインのお店です。

昭和46年創業当時のターバンカレー

創業者である、おかみさんの岡田良子(おかだよしこ)さん。

この本店の名物的存在が、創業者のおかみさん。
ふんわりあたたかい雰囲気を持つ、品があるとってもステキな方でした。
「起きたときに少し体調が悪いかなて思っても、
お店にくると元気になっちゃうの」
とのこと。
おいしいカレーとおかみさんに会いに、
金沢に行った際はぜひ立ち寄ってみてください!
ちなみにお土産のレトルトカレーは中辛1人前(200g)で700円(税込)。
店頭で購入可能です。

ターバンカレー
写真:片岡杏子

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