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目黒の東京都庭園美術館が3年ぶりに開館!「内藤礼 信の感情」展にてコロカル製作映像上映

コロカルニュース

posted:2014.11.23   from:東京都港区  genre:アート・デザイン・建築

〈 コロカルニュース&この企画は… 〉  全国各地の時事ネタから面白情報まで。
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writer profile

Akiko Saito

齋藤あきこ

さいとう・あきこ●宮城県出身。図書館司書を志していたが、“これからはインターネットが来る”と神の啓示を受けて上京。青山ブックセンター六本木店書店員などを経て現在フリーランスのライター/エディター。

内藤 礼 Rei Naito ひと human 2014 木にアクリル絵の具 acrylic on wood Photo: Naoya Hatakeyama

東京・目黒のシンボル的存在、
「東京都庭園美術館」が3年間の大規模改修工事を経て
11月22日(土)にリニューアルオープンしました。
歴史ある建造物と美術作品、庭園が一体となった美しい美術館。
地元民も待望のリニューアルオープンです。

この東京都庭園美術館で12月25日(木)まで開催される
現代美術作家、内藤礼さんの個展「内藤礼 信の感情」にて、2013年にコロカルで限定公開した
映像作品「地上はどんなところだったか」が上映されます。
本展覧会にも登場する、きぼうの方に向く《ひと》が、
沖縄の村落「奥」を旅する映像作品です。
上映の日程は、2014年11月29日(土)、12月6日(土)、
12月13日(土)、12月20日(土)。
12月20日(土)には内藤礼さんのアーティストトークも行われます。
時間の積層と人が過ごした気配を感じる本館と、
新館のホワイトキューブの空間に、内藤礼さんの新作たちが命と色を吹き込みます。
詳細はこちら
また、鈴木るみこさんの文章で、長野陽一さん写真、林琢真さんデザイン
の本「O KU」も発売されました。

■新しくなった東京都庭園美術館

東京都庭園美術館 本館

本館は、1933年の建設当時、フランスのアール・デコ様式を
本格的に取り入れた旧朝香宮邸。フランス最先端のデザインを実現するため、
日本の職人技が集結した建築でした。
今回は壁紙やカーテン、外壁の塗替え、香水塔の修復が行われています。

東京都庭園美術館 本館 殿下居間

東京都庭園美術館 本館 大客室

ルネ・ラリック ダイニング用センターピース 《二人のナイト》 1920年 箱根ラリック美術館蔵

ウジェーヌ・ロベール・プゲオン《蛇》1930年頃 Eugène-Robert POUGHEON《Le Serpent》c. 1930 © Musée La Piscine (Roubaix), Dist. RMN-Grand Palais / Arnaud Loubry / distributed by AMF, Achat de l’Etat 1930

そして本館の改修とともに、隣接する新館に、
新しくホワイトキューブの展示室が誕生。従来のラインナップに加え、
現代美術の展覧会や映像、音楽、舞台美術などを
紹介するプログラムなどを実施していくのだそう。

東京都庭園美術館 新館

東京都庭園美術館 新館 テラス

また東京都庭園美術館では、11月22日(土)から12月25日(木)まで
展覧会「アーキテクツ/1933/Shirokane」も同時開催。
朝香宮邸建築に関わったアーキテクツ(設計者・技術者たち)に焦点をあて、
彼らが1933年にこの白金の地で何を目指して、何を実現したのかを紹介します。
こちらもぜひ。

■東京都庭園美術館
お問い合わせ先:03-5777-8600 (ハローダイヤル)
住所:〒108-0071 東京都港区白金台5-21-9
Tel:03-3443-0201(代表)
URL:http://www.teien-art-museum.ne.jp/

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