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posted:2014.11.20 from:青森県十和田市 genre:アート・デザイン・建築
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writer profile
Yu Miyakoshi
宮越裕生
みやこし・ゆう●神奈川県出身。大学で絵を学んだ後、ギャラリーや事務の仕事をへて2011年よりライターに。アートや旅、食などについて書いています。音楽好きだけど音痴。リリカルに生きるべく精進するまいにちです。
2015年2月15日(日)まで、
青森県の十和田市現代美術館にて
民俗学者・民俗民具研究家の
田中忠三郎さんのコレクションと
現代の作家7組による展覧会が開催されています。
本展は、東北の自然環境の中で
生み出されてきた衣類や道具と、
いま活躍する作家の作品を展示し、
世界のさまざまな場面を織りなしてきた
手わざのあとと生き方にふれる展覧会。
参加作家は、田中忠三郎さん、
ファッションブランド「リトゥンアフターワーズ」、
菱刺し作家の天羽やよいさん、
リメイクブランド「途中でやめる」の山下陽光さん、
現代美術作家の村山留里子さん、
泉山朗土さん、平田哲朗さん、伏木庸平さん。
会期中には、
ワークショップ「津軽こぎん刺し体験」(12月7日)、
「南部菱刺しでよみがえる思い出の服たち」(1月10日)、
三瀬夏之介さんと藤浩志さんによるトークイベント(1月11日)なども開催されます。
青森に生まれ育ち、民具の調査・収集に奔走してきた
田中忠三郎さんのコレクションは
民具・衣服など2万点以上に及ぶもの。
それらは柳宗悦さん、青山二郎さん、白洲正子さんらの
流れを汲む「用の美」を体現するものとして、
寺山修司さんや、黒澤明さん、都築響一さんらが
制作のために借り受けたといいます。
ぜひ冬の青森を訪れ、
縫う、刺す、繋ぐ、という行為の先に広がる、
東北の風土と作家たちが織りなす世界にふれてみてください。
・田中忠三郎が伝える精神
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