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posted:2014.10.30 from:東京都杉並区 genre:アート・デザイン・建築 / エンタメ・お楽しみ
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writer profile
Maruko Kozakai
小堺丸子
こざかい・まるこ●東京都出身。
読みものサイト「デイリーポータルZ」ライター。江戸っ子ぽいとよく言われますが新潟と茨城のハーフです。好きなものは犬と酸っぱいもの全般。それと、地元の人に頼って穴場を聞きながら周る旅が好きで上記サイトでレポートしたりしています。
11月1日(土)、2日(日)におこなわれる「高円寺フェス 2014」にて
日本でわずか3名となった銭湯ペンキ絵師たちによる
ライブペインティングが開催されます!
会場となるのは高円寺駅前南口広場。
銭湯ペンキ絵師の丸山清人さん、中島盛夫さん、田中みずきさんが
三者三様の富士山を描き、その巧みな技術を生披露します。
細かい下書きもないまま短時間のうちに描きあげる職人技は必見!
銭湯の壁に描かれているものといえば富士山の絵、
というイメージが強いですが、どこでも見られる訳では無く
実は東京の銭湯ならでは。
その東京の銭湯も、内風呂の発達や経営者の高齢化などを理由に
昭和40年代の約2,700軒をピークとして700軒弱へ減少。
いまではなんと週に1軒のペースで減リ続けているんです。
今回は、そんな厳しい状況の中でも描き続ける職人たちの仕事が見られる、
とても貴重な機会。
「いま銭湯や絵に興味がない人にとっても、
人生経験として見ておいて欲しいです」と主催者もイチオシです。
ご近所さんとの語らいの場、癒しの場、
日本の良き文化を残している場である銭湯。
減り続けている現状ではあるものの、
その一方で、銭湯独特の外観や内装、今回のペンキ絵などの見所が
若い世代や外国人観光客に改めて注目されている動きもあります。
今回のライブペインティングも、クラウドファンディングを使って資金を募集し、
みごと目標金額を達成したことで実現することができました。
今後の銭湯業界を応援しつつ、
職人それぞれの描き方の違いと
美しくもダイナミックな富士の絵をジックリ堪能してみてください。
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