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posted:2014.10.24 from:石川県加賀市 genre:ものづくり / アート・デザイン・建築
〈 コロカルニュース&この企画は… 〉
「木のある暮らし Life with Wood」からのニュースです。
日本の木材を活用した新しい商品、ユニークな商品、ヘルシーな商品の情報や、
木に触れる、木の良さを知るイベントやプロジェクトのことなどをキャッチ!
writer profile
Yu Miyakoshi
宮越裕生
みやこし・ゆう●神奈川県出身。大学で絵を学んだ後、ギャラリーや事務の仕事をへて2011年よりライターに。アートや旅、食などについて書いています。音楽好きだけど音痴。リリカルに生きるべく精進するまいにちです。
工芸の世界で受け継がれてきた木工ろくろの技術と、
精緻なネジ切り技術から生まれたプロダクトシリーズ「モクネジ」。
上の写真は、赤ちゃんのためのガラガラ「TOY Grip with Globe Bottle」です。
赤ちゃんは、心地よい音がするものが大好き。
このガラガラを目の前でふってあげると、
一生懸命目で追ったり、自分でにぎって遊んだりします。
赤ちゃんは何でも口に入れてしまいますが、
塗装に100%天然のえごま油と漆を使用しているので、
なめても安心だそう!
ブナやケヤキの天然木を使用したトイグリップと
丸いペットボトル、お子さんの成長を祈願した
金と銀の鈴や穀物などがセットになっており、
好きな素材を入れて遊ぶこともできます。
プレゼントにしても喜ばれそう。
「モクネジ」は、デザイナーの古庄良匡さんと、
石川県・山中温泉の木工所「たてにる工芸」さんの
出会いから生まれました。
山中温泉は、奈良時代からつづく木工ろくろの一大産地です。
その地で伝統を守りつつ、
新しいことにも挑戦している「たにてる工芸」さんが
古庄さんへ「ネジ切り加工をできるようになったのだが、何かつくれないだろうか」
と相談をもちかけたことがこのプロダクトのはじまり。
古庄さんのプロデュースと
「たてにる工芸」さんの木工加工技術から
数々のすてきなプロダクトが生まれました。
こちらは、プラスチック製のコップでは味気ない、
という思いから生まれた「Bottle」。
さまざまな苦労をへて実現した、ステンレスと木の組み合わせ。
ステンレスボトルは、新潟県燕市の
ステンレス魔法瓶等真空容器メーカー「SUSgallery」さんのものです。
中栓は、片手でワンタッチ開閉が可能。
とことん使いやすさ、口当たりの良さを考えたデザインです。
老舗コーヒー用具メーカー「kalita」さんとコラボした
新作「MokuNeji COFFEE MILL」も使いやすいと評判。
挽きやすさときれいな挽き目に定評があり、
長年使えるコーヒーミルです。
伝統工芸と工業技術のコラボレーション、
これはいま、注目すべきものづくりの形かもしれないですね!
「モクネジ」のくわしい情報は公式サイトからどうぞ。
・モクネジ
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