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蚕糸でつくられる新感覚タオル
〈キビソ肌ともだち〉
ゴワゴワでヌルヌルだけど
肌がシットリ。島根県浜田市より

コロカルニュース

posted:2014.9.21  from:島根県浜田市  genre:ものづくり

〈 コロカルニュース&この企画は… 〉  全国各地の時事ネタから面白情報まで。
コロカルならではの切り口でお届けする速報ニュースです。

writer profile

Maruko Kozakai

小堺丸子

こざかい・まるこ●東京都出身。
読みものサイト「デイリーポータルZ」ライター。江戸っ子ぽいとよく言われますが新潟と茨城のハーフです。好きなものは犬と酸っぱいもの全般。それと、地元の人に頼って穴場を聞きながら周る旅が好きで上記サイトでレポートしたりしています。

品種改良をした蚕が出す糸はだいたい1200メートルから1600メートル。
その中でも、最初に蚕が吐き出す糸を「キビソ」というそうです。
蚕も生まれて初めて出す糸は綺麗に吐きだすことができず
着物や帯などの製品にするには糸も荒削りで不安定なうえに染色も難しく、
なにより織りにくい、と捨てられている部分です。
いわゆるシルクのイメージとは程遠いあつかい。
しかしこのキビソ、見た目は悪いのですが
「セリシン」という、保湿性にすぐれ
お肌がシットリとする成分が多く含まれているのです。
さらに、活性酸素の働きを抑えたり紫外線を防ぐ効果も。

蚕がはじめて吐き出す荒削りなあばれ糸「キビソ」。最初からきれいな糸が出せるわけではないんですね! 熟練の職人でないと扱えません。

着物や帯をつくるのに約3000匹の蚕を使うのだとか。

そんなキビソをただ捨てるのはもったいない。
なにかできないかと考え出されたのが
この「キビソ肌ともだち」というタオルです。
タオルといっても顔や体を洗うためのタオルで
お湯に濡らすとヌルヌルとしたヌメリ成分が出てきます。
これがお肌にいいセリシン。
ただし最初はなかなか石鹸の泡が立たず、
少し固いのですがそこはちょっと我慢。
何度か使うとすっかり扱いやすく
肌触りもとても柔らかく心地よくなってきます。
使い始めてから3か月から半年ほどセリシンは出続けますが、
効果を期待するなら2、3か月での交換がおススメです。

石鹸とは違うヌルヌルが出てきます。すすいだ後はとてもシットリ!

このタオルのいいところはなんといっても
「いつのまにかスキンケアできる」ということ。
美容に興味のある女性だけに向けた製品ではなく、
たとえば、外で農作業をしてるようなおじいちゃんおばあちゃんが
お風呂に入ってこのタオルを使うことでいつのまにか背中のチクチクがなくなってる。
たとえば、仕事や家事が忙しすぎて「わざわざ肌のために時間をとれないよ」という人でも
自分の生活リズムのなかでいつのまにか肌がきれいになったらいい。
そんな思いがあります。

蚕のことを「お蚕さん」と敬意をこめて呼ぶ代表・河野裕次さん。「どんなに忙しくてもお風呂には入るでしょ。このタオルを使うことで気づかないうちに肌のケアしてる。それだけでもいいと思うんです」

もともと西陣織の帯を織る工場だった〈やさか村ワタブンアートファブリック〉。そのご独立し、〈キビソ肌友だち〉〈あったかショール〉の製造、販売をしています。

工場では一度はやってみたい手織り体験も(要予約)。

私も使っているのですが、
洗うだけで体中に美容液をぬっているような、そんな感じです。
プールの塩素で肌が荒れてたのがずいぶんよくなったという声や、
違いを知るためにかかとの片方だけ使い続けたら
明らかに違ったという声も。
ちなみに、いわゆる普通の安い石鹸が相性いいのだとか。
ぜひ試して実感してほしいタオルです!

やさか村ワタブンアートファブリック

遺産と文化が息づく島根・石見エリアをゆく

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