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posted:2014.5.7 from:群馬県高崎市 genre:食・グルメ
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writer profile
Akiko Saito
齋藤あきこ
さいとう・あきこ●宮城県出身。図書館司書を志していたが、“これからはインターネットが来る”と神の啓示を受けて上京。青山ブックセンター六本木店書店員などを経て現在フリーランスのライター/エディター。
群馬の高崎だるまがケーキになった!?
群馬県の高崎市美術館から、
すっごくおいしそうなだるま「スイーツデコだるま」が登場しました。
アーティスト渡辺おさむさんと、
伝統の高崎だるまの意外なコラボレーションです。
高崎だるまの眉毛は鶴、鼻から口ヒゲは亀をかたちどったもの。
日本における吉祥をお顔に表現している縁起物なんです。
誰にでも幸せな記憶があるケーキと、
人々に幸せをもたらす縁起物の高崎だるまを組み合わせることにより、
幸せな記憶を呼び起こす、スイートなだるまが誕生しました。
このだるま、見た目はスイーツそのものですが、製法は硬派。
達磨本来の伝統的な工程をそのまま継承し、
今井だるま店の職人さんが心を込めてひとつひとつ手作りしています。
高さは12.5cm、幅は9.5cmの手のひらサイズ。
お値段は2,700円(税込)、高崎市美術館にて販売しております。
このコラボレーションのきっかけは、
現在高崎市美術館で開催されている、
「渡辺おさむ展 お菓子の王国
―スイート・ファンタジー・クエストー」 から。
渡辺さんのアートは、食品サンプルの技術を用いてお菓子のような
デコレーションを施す「フェイク・クリーム・アート」。
彼の手にかかると、どんなものでもおとぎ話の世界のような
ドリーミーなものになってしまうんです。
それがだるまと結びついたのは、ついこの前の4月12日(土)のこと。
展覧会会場にて、渡辺さんと高崎だるま職人の「今井だるま」代表、
今井裕久さんのトークイベントが行われ、トーク中に
「スイーツ デコだるま」商品化の構想が生まれたんです。
それから1ヶ月あまり、高崎市美術館限定の「スイーツデコだるま」の
販売にまでこぎつけたというわけです。
■美術館がお菓子の王国に
だるまの他にも、
会場には渡辺さんのお菓子の魔法で甘くデコレーションされた
動物やスカイツリーやビルがたくさん。
訪れる人をハッピーにする、スイートなお菓子の王国です。
ちなみにラスクで有名な群馬の「ガトーフェスタハラダ」さんも
協賛されてらっしゃいます。
開催は6月22日(日) まで。
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