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京都・新田辺駅の商店街を事務椅子で爆走!「いすー1GP キララ2時間ISU耐久レース」

コロカルニュース

posted:2014.3.27   from:京都府京田辺市  genre:エンタメ・お楽しみ

〈 コロカルニュース&この企画は… 〉  全国各地の時事ネタから面白情報まで。
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writer profile

Akiko Saito

齋藤あきこ

さいとう・あきこ●宮城県出身。図書館司書を志していたが、“これからはインターネットが来る”と神の啓示を受けて上京。青山ブックセンター六本木店書店員などを経て現在フリーランスのライター/エディター。

今週末の3月29日(土)、京都の京田辺市にて、
ユニークな競技として注目を集める
「いすー1GP キララ2時間ISU耐久レース」
が開催されます。

具体的に何をするのかというと、事務用の椅子で商店街の中を
周回する競技なんです。競技は二種類。
商店街の、一周180メートルの特設コースを
二時間で何周回れるか競う長距離の「いすー1GP」、
商店街の直線30mの特設コースをいかに速いタイムで
駆け抜けるかを競う短距離の「ゼロ3」で競います。
見た目は面白いですが、その内容はかなりハード!
2009年にスタートし、今年で開催5回目。
年々口コミで話題を集め、62チームが参加する
ビッグイベントになりました。

「いすー1GP」の様子。

参加者は、全国から集まった様々な職業のひとたち。
地元・京都からの参加はもちろん、
東京、埼玉県などの首都圏からも、アスクル、コクヨなどの
企業がエントリーしています。
パートナーとなる事務椅子は二台持ち込み可能。
最後まで諦めない、強い想いを持つ者だけが参加できる
熾烈なレースです。

■次世代に自慢できる商店街をつくる

パレードするのはゆるキャラ「キララちゃん」。参加者さんの動機も様々。企業の研修になったり、はたまた婚活で来られる方がいたり。

イベントを主催するのは、地元の商店街
「キララ商店街事業協同組合」。
レースを立ち上げたのは、商店街の活性化のため。
開催までの紆余曲折を、理事長の田原剛さんにお聞きしました。

まず、キララ商店街のスローガンは
「未来に誇れる商店街を目指す」ということ。
まず彼らは、商店街の活性化のために
ゆるキャラ「きららちゃん」を作り、さらに
盛り上がりを生み出したいと考えました。
「子どもたちに自慢する商店街を作るために、
ゆるキャラだけではなく、活性化する人やもの、ことを
作り出したい」と考えます。

そして
・身近にあるものを材料に
・まだ誰もやっていない催し
ということで考えついたのが、
事務椅子のレース。
三輪車レースは他にもありますが、
事務椅子のレースはどこにもないものでした。

2009年3月28日、初めての
「いすー1」グランプリが開催された時には、
変わった試みとしてyahooトピックスに掲載され、
初回から申し込みに事務所の電話とFAXが
パンクしてしまうほどの大人気に。
初回から、大きな話題を集めることに成功したのです。
商店街の主催であまり予算もないので、
従来のようなチラシ配布などのPRは行わず、
twitterやfacebookなどのSNSを活用してPRにつとめるという工夫も
行っています。

授賞式の様子。今年の参加者は常連と初参加が半々ぐらい。

キララ商店街では、商店街の活性化のための
取り組みが成功したかどうか、という定義を
「商店街の店主たちが前向きに行動を起こすこと」ができたかどうか?
で測っているのだそう。

この「いすー1グランプリ」が始まったことで、
商店街の店主さんたちも、すごくやる気が出ました。
さらに、山形県でも開催されることになるなど、
地域を超えて輪が広がっています。
キララ商店街さんが山形の商店街さんに開催のノウハウを教えて、
実施に結びつけたのだそう。
今後も「開催したい」と希望される方には、
ノウハウを積極的に教えたいと田原さんは話します。
まさにオープンソースの思想ですよね。

レースの本番までもうすぐ。
ぜひお近くの方は、熱気あふれるレースを
見に行ってみてはいかがでしょうか。
ちなみに、キララ商店街はレースの期間も営業中。
おすすめは商店街で販売されている「きららコロッケ」とのことです。

・キララ商店街「いすー1GP キララ2時間ISU耐久レース

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