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今日のおやつ:
盛岡で永~く親しまれる銘菓
「豆銀糖」。癖になる
素朴な青豆の味わい

コロカルニュース

posted:2013.9.25   from:岩手県盛岡市  genre:食・グルメ

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Akiko Saito

齋藤あきこ

さいとう・あきこ●宮城県出身。図書館司書を志していたが、“これからはインターネットが来る”と神の啓示を受けて上京。青山ブックセンター六本木店書店員などを経て現在フリーランスのライター/エディター。

今日のおやつは、岩手県盛岡市の銘菓「豆銀糖」。
普通の大豆よりも脂肪分が少ない「青豆(青大豆)」を
水飴で固めた、素朴な甘さのお菓子です。

上品なきなこ棒といった感じで、
ひとつ、またひとつと手が伸びてしまいます。
岩手では様々なお菓子メーカーが豆銀糖を作っていますが、
今回は玉桜堂菓子舗さんのものを頂きました。

豆銀糖のルーツは慶長年間や嘉永年間という説があり、
南部藩城下町の茶菓子として親しまれてきた
大変由緒のあるお菓子です。

名前の由来は、江戸時代の貨幣の「豆板銀」から。
入っている切れ目は、切り離して古銭として使われたからという説も。
保存がきくので、出陣の際には携帯食として重宝されました。

パッケージに躍る「大正11年 平和記念菓子博覧会名誉賞」
の受賞の文字が重厚ですね〜。岩手の歴史を感じさせる銘菓です。
お茶請けにぜひ!

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