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アウトドアでも人気!
震災の経験から生まれたおいしい
非常食「みやぎのもちっ粉」

コロカルニュース

posted:2013.9.25   from:宮城県加美郡加美町  genre:食・グルメ / ものづくり

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writer profile

Akiko Saito

齋藤あきこ

さいとう・あきこ●宮城県出身。図書館司書を志していたが、“これからはインターネットが来る”と神の啓示を受けて上京。青山ブックセンター六本木店書店員などを経て現在フリーランスのライター/エディター。

東日本大震災においては、電気や水道などのライフラインが絶たれ、
食料品があっても加熱調理ができないことがありました。

そんな経験から生まれたのが、「みやぎのもちっ粉」。
加熱調理や熱湯などは不要。常温の水を加えてこねるだけで、
簡単にお餅が作れるキットです。たった5分で、
おいしいお餅を作ることができるのがすごいですね。

できあがるお餅は、ほんのりとした甘さ。
海苔を巻いたり、きな粉などをかけてもおいしく食べられます。
また水の代わりに牛乳などでも作ることができるので、
ゴマやココアと混ぜてもおいしいおやつになります。

製作者は、宮城県の北部、加美郡加美町の米粉屋さん「菅原商店」。
「広がれ、米粉の輪!」をスローガンに、
ゆべし、落雁、だんごなどの伝統和菓子の原料や、
パンやケーキ用にも使える米粉を販売しておられます。

すぐれたアイデアの「みやぎのもちっ粉」は話題を呼び、
非常食として常備されるのはもちろん、
最近ではハイキングや登山をされる方の間で、
手軽でおいしい行動食としても人気になりました。
お値段は1袋350円。通信販売で購入することができます。

菅原商店「みやぎのもちっ粉」

写真:TOHOKU FOOD EXPO 2012より

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