輪島塗や九谷焼などを1点1か月から。 伝統工芸品のレンタルサービス〈LIFT〉
伝統工芸品を気軽に楽しめる
石川県を拠点に輪島塗の製造販売を行う〈株式会社The Three Arrows〉が、
伝統工芸品のレンタルサービス〈LIFT〉をスタートさせました。
このサービスは、月額料金を支払うことで輪島塗や九谷焼、有田焼や江戸切子など、
全国各地の伝統工芸品を1点から気軽に自宅で利用が可能になるというもの。
使ってみたいけど敷居が高いと思われがちな伝統工芸品を少額で気軽に、
ひと月単位から使うことができ、気に入った場合は買い取ることもできるのが画期的。

返却も好きなタイミングで可能で、最低利用期間などの縛りもなし。
レンタルを続けていくと月額料金は下がって5か月目で満期になり、
6か月目以降は自分の所有工芸品として使うことができるのです。

有田焼商品(一部)

輪島塗ぐい呑み
レンタル方法については、
サイトで借りたい商品を見つけて申し込めば、月払いのレンタルが開始。
同時に同サービスのLINEのお友達登録をすることで、
商品の発送予定日や2か月目以降のお支払いや
返却タイミングなどの情報を事務局とタイムリーにやりとりできます。
レンタル期間中に誤って商品を破損させてしまった場合も、
翌月のレンタル料金を支払うだけ。それ以上のお支払いは必要ありません。
「生活の中にある伝統工芸を」という思い

伝統的工芸品の生産額・従業員数の推移
日本の伝統工芸品は、
1998年をピークに職人や従業員数ともに減少が続いており、
継承されてきた技術や市場規模が縮小していくことが危惧されています。
経産省工業統計によると、石川県内でも輪島塗の製造品出荷額は
2002年は約220億円だったのが、2020年には143億円と大幅に減少。

出典:BECOS伝統工芸品の購入経験
しかし、30〜50代を中心に伝統工芸品の購入経験があるとの調査報告もあり、
工芸品への関心は依然として高いことも発表されました。

〈田谷漆器店〉10代目田谷昂大さん
一方、関心はあっても価格の障壁で購入を決断できない人も多いそう。
そこで輪島塗製造元10代目、漆器に囲まれて育った代表・田谷昂大さんの
「美術館やギャラリーに飾られるだけじゃなくて、
実際の生活の中で使われてこそ伝統工芸品」という思いからLIFTは誕生しました。

蒔絵の施された輪島塗椀。

九谷焼赤絵細苗を盛り付け皿として。
同社は伝統工芸品の食器を使った飲食店を開業した経験から、
同じように器にもこだわりたい飲食店の展開を検討している事業者にも、
このサービスの利用をすすめています。
今まであるようでなかったこのサービス。
器にこだわりたいときは、ぜひ利用してみてください。
information

LIFT
利用料:1486円〜
Web:公式サイト
*価格はすべて税込です。