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posted:2022.8.25 from:富山県南砺市 genre:旅行
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writer profile
Kanae Yamada
山田佳苗
やまだ・かなえ●島根県松江市出身。青山ブックセンターやギャラリースペース、ファッション・カルチャー系媒体などを経て、現在フリーのライター、編集者として活動中。まだまだ育ち盛り、伸び盛り。ファッションと写真とごはんが大好きです。
越中の小京都と呼ばれ、今も風情あるまち並みが残る富山県南砺市城端(じょうはな)は、
城端別院善徳寺の寺内町として栄えてきたまちです。
創建から550年、「真宗王国」北陸の中心を担ってきた城端別院善徳寺には、
民藝運動の創始者・柳宗悦が62日間滞在し、民藝思想の集大成となる
『美の法門』を執筆したという、「民藝の聖地」でもあります。
そんな由緒ある城端別院善徳寺に、2022年夏、
なんとコワーキングスペースが新設されました。
コワーキングスペースとして用意された部屋は、
善徳寺の日本庭園に面した、開放感のある畳の間。
長テーブルに16席の椅子が用意され、
静謐な空間でいつも以上に仕事が捗りそうな雰囲気です。
また、会議やテレカンに使用できる和室の個室3室もあり。
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こちらの家具を手がけたのは、
富山出身の建築家で〈チームラボ〉のメンバー、浜田晶則さん。
通常は廃棄される虫食い(スポルテッド)の富山県産ミズナラを採用し、
3Dプリンターで植物の幹をかたどったデスクの脚は、
生分解する樹脂でできています。とてもサステナブルです。
1日利用と月額利用のプランのどちらかを選択。
また、テレワークスペース以外で、地域に根付いた食体験、
僧侶との交流、ものづくり・民藝品との触れ合い、
農業体験など、仏教や伝統的な文化を知る体験プログラムや
特別研修などもアレンジが可能で、
企業や大学の研修・合宿にも対応可能だそうです。
忙しない気持ちも落ち着く、まさに集中にうってつけの空間。
富山で仕事をする際に、ぜひとも立ち寄りたい場所ができました。
information
善徳寺TELEWORK PROJECT
住所:富山県南砺市城端405
場所:城端別院善徳寺「北の書院」「西の書院」
営業時間:9:00~17:00
定休日:善徳寺に準ずる
席数:16席
会議室兼テレカンルーム:3室
アメニティ:プリンター、飲み物(コーヒー、お茶)
料金:1日利用3300円、月額利用8250円/月
利用方法:公式サイトより予約が必要
*価格はすべて税込です。
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