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posted:2022.7.6 from:京都府京都市東山区 genre:食・グルメ
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writer profile
Kanae Yamada
山田佳苗
やまだ・かなえ●島根県松江市出身。青山ブックセンターやギャラリースペース、ファッション・カルチャー系媒体などを経て、現在フリーのライター、編集者として活動中。まだまだ育ち盛り、伸び盛り。ファッションと写真とごはんが大好きです。
三十三間堂の名で親しまれる蓮華王院の近くで、
慶応元年から和菓子づくりを行う京菓匠〈七條甘春堂〉より、
写真家の瀧本幹也とのコラボレーション菓子が発売されています。
今回発売されたのは、パッケージに瀧本さんの
美しい写真がプリントされた「麩焼きせんべい」。
麩焼きせんべいは、古くからお茶人に愛される京菓子。
米と和三盆、水のみを使い、ほのかな甘さのある、
さくっとしたおせんべいです。
また京菓子の包装紙や掛紙のデザインは、昔から当時のアーティストが手がけ、
時代の文化を反映するものでもありました。
その伝統を受け継ぎ、今回瀧本さんの写真をパッケージにプリント。
春夏秋冬、各季節の風情漂う、4パターンが展開されました。
この中には、昨今撮影された京都の風景もあるそうです。
お煎餅のデザインは、瀧本さんの作品のイメージに合わせ、
〈山笑う〉は、春の花と花に集まる蝶を、
〈夏来る〉は、俵屋宗達や尾形光琳が描く波の幻想的で洗練された造形をイメージ。
〈山粧ふ〉は、秋の色とりどりに紅葉し、木から舞い落ちる木の葉を、
〈山眠る〉は、冬の静かで銀白の雪山や霜ばしらがデザインされました。
アートディレクションを担当した関本明子さんは、
おせんべいが軽やかなので、視覚と食感にコントラストが出るようにと、
全体的にシャープなデザインにしたといいます。
オンラインにて販売されているので、
気になる方はぜひ覗いてみては?
information
七條甘春堂
Web:七條甘春堂 公式サイト
*価格はすべて税込です。
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