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posted:2022.6.22 from:長野県 genre:食・グルメ
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writer profile
Kanae Yamada
山田佳苗
やまだ・かなえ●島根県松江市出身。青山ブックセンターやギャラリースペース、ファッション・カルチャー系媒体などを経て、現在フリーのライター、編集者として活動中。まだまだ育ち盛り、伸び盛り。ファッションと写真とごはんが大好きです。
今春、日本酒とNFTアートが融合した、貴重でユニークな純米大吟醸
〈飛騰(ひとう) ASCENDING〉〈燈火(とうか) ILLUMINATING〉
のペアセットが100セット限定発売されました。
生酒は特定の時期のみ、主に日本でしか味わえない貴重なお酒ですが、
おいしく消費できる期間が限られるため、価値を上げづらいと言われています。
この取り組みでは原料、造りに徹底的にこだわり抜き、
NFTアートを取り入れることによって、
そんな日本酒の魅力を新たな方向から世界に発信し、
その価値や評価の向上に挑戦するというもの。
気になるNFTアートはというと、
〈飛騰&燈火〉の製造年シリアルナンバーと紐づけられた、
パッケージの龍と鳳凰の浮世絵が対となったもの。
本製品購入者にアート購入権利が付帯されるのだそう。
〈飛騰&燈火〉の原料になっているのは、新潟県十日町で
20余年にわたり無農薬無肥料人力栽培によって育てられた、
超希少なコシヒカリ・戸邊米。
過去に日本一の評価を得たこの戸邊米の、
総生産量の約3分の1が、麹の段階からすべて使用されています。
同じく重要な水は、別名“龍脈”とも呼ばれる巨大断層・中央構造線にあり、
日本有数のパワースポットとしても有名な、
長野県伊那市分杭峠ゼロ磁場地下水を100%使用。
それらを原料に、酒造りを担ったのは長野県辰野町小野の老舗酒蔵〈小野酒造店〉。
戸邊米の“環境を生かす”という発想に基づいて、冷暖房設備にたよらない
自然温度下の特別室にて徹底的な管理のもと、超少量・手作業で醸されました。
そうしてできた日本酒は、戸邊米が持つ雑味のなさと、
ゼロ磁場の水の力でふくよかでクリアな味わいに。
〈飛騰〉は、旬を愛でる日本の美学を体現し、
できあがってすぐのおいしさを味わえる生酒。
一方〈燈火〉は火入れされ、また異なる味わいです。
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外箱紙管には、登龍門の滝で鯉が龍に変身していく力強い上昇と、
火の鳥鳳凰が舞い降り世界を隅々まで照らしていく姿の美しい浮世絵が。
コロナ禍で閉鎖的になった世界に新たな道が切り拓かれ、
ひたむきに生きる人々に光が当たるように、という願いも込められているんだとか。
瓶には、純プラチナと純金箔を用いた円が絵付けされています。
円は、月(水)と太陽(火)、異なる価値観が調和する世界、
メイドインジャパンを象徴しているのだそう。
ガラスへの漆絵付けの先駆的存在で熟練の技が光る
長野県塩尻市木曽平沢・丸嘉小坂漆器店の職人の手仕事による、
唯一無二のエイジング加工です。
ナンバー1は、絵付けに高蒔絵技法が用いられた特別仕様。
縁起の良い数字、7・8・77・88も、シリアルナンバーが蒔絵仕様。
特別版の売り上げはすべて、持続可能な農業、酒造りをはじめとした
日本の伝統的なものづくりの維持普及・世界に向けた発信費用に当てられるそうです。
information
純米大吟醸〈飛騰 ASCENDING〉〈燈火 ILLUMINATING〉
Web:純米大吟醸〈飛騰 ASCENDING〉〈燈火 ILLUMINATING〉特設サイト
※NFTアートの購入権利は、〈飛騰&燈火〉をお買い上げの方のみに付与されます。(有料オプションとして、日本円で50000円相当のイーサリアム)
*価格はすべて税込です。
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