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posted:2021.11.4 from:山梨県北杜市 genre:アート・デザイン・建築
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writer profile
Kanae Yamada
山田佳苗
やまだ・かなえ●島根県松江市出身。青山ブックセンターやギャラリースペース、ファッション・カルチャー系媒体などを経て、現在フリーのライター、編集者として活動中。まだまだ育ち盛り、伸び盛り。ファッションと写真とごはんが大好きです。
10月30日(土)から12月12日(日)まで、山梨県北杜市の文化施設を舞台に
芸術祭〈HOKUTO ART PROGRAM ed.1 -- 未来から見た過去 -〉が開催されます。
芸術祭のテーマは「自然を活かした持続可能性、アートとは何かという問い」。
このテーマを軸に、河瀨直美さん、永山祐子さん、長場雄さんをはじめ、
アート、建築、映画、音楽、伝統文化、パフォーミングアーツといった
多様なジャンルのアーティストやクリエイターの作品が集結します。
会場となるのは、〈清春芸術村〉、〈中村キース・へリング美術館〉、
〈平山郁夫シルクロード美術館〉、〈女神の森 セントラルガーデン〉、〈身曾岐(みそぎ)神社〉です。
清春芸術村の広大な庭園内には、重松象平さん、島田陽さん、谷尻誠さん、
永山祐子さん、長谷川豪さん、藤村龍至さんと、
国内外で活躍する建築家たちの提案による新たなかたちのテントが点在。
テントと北杜の自然が織りなす実験的な風景を楽しむことができます。
「『一瞬』が存在する奇跡と『永遠』を問う
ルーツである南の島に宿る『記録』と小さな礼拝堂に
刻まれし『時間』のはざまで」というコンセプトのもと、
世界的映画監督、河瀨直美さんが手がけた撮り下ろし映像も公開。
会場となるのは、〈谷口吉生 ルオー礼拝堂〉です。
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また、〈谷口吉生 清春白樺美術館〉では、
パブロ・ピカソとデヴィッド・ダグラス・ダンカンの
特別企画展『人生で最もすばらしい癒し、それが愛なのだ』も同時期に開催中。
ダンカンが写真家ロバート・キャパの友人であることをきっかけに、
友好を深めたというピカソとダンカン。今回展示されるダンカンの写真から、
晩年のピカソの貴重な姿を見ることができるでしょう。
人気沸騰中のイラストレーター、長場雄さんの
デザインとアートの境界線を問うインスタレーションが展示されるのは〈白樺図書館〉。
作品は、主催者側から唯一与えられた「アートの境界線と欠界」という言葉を受け、
長場さんのふたつの肩書き「イラストレーター(イラストレーション)」と
「アーティスト(アート)」の「境界線」に焦点を当て、片方に存在し、
片方に存在しないと想定される「搬入」が題材にとなっています。
そのほか、工芸家、アーティスト、研究者のHUMAN AWESOME ERRORや
アーティストの長谷川愛さんなどによるテクノロジー・バイオ・サイエンスアート、
〈中村キース・ヘリング美術館〉にて、アーティスト、計算機科学者の脇田玲さん、
アーティストグループ、SIDE COREの作品など、見どころがいっぱい。
山梨県北杜市がアートで盛り上がる1か月間。
ぜひ、足を運んでみてください。
information
HOKUTO ART PROGRAM ed.1
開催日程:2021年10月30日(土)〜12月12日(日)※清春芸術村月曜日休館。
営業時間:10:00〜17:00 ※入館は16:30まで。
会場:清春芸術村(山梨県北杜市長坂町中丸2072)、中村キース・へリング美術館(山梨県北杜市小淵沢町10249-7)、平山郁夫シルクロード美術館(山梨県北杜市長坂町小荒間2000-6)、女神の森 セントラルガーデン(山梨県北杜市小淵沢町1578)、身曾岐神社(山梨県北杜市小淵沢町上笹尾3401)
チケット:会期中は各会場毎に入場料・入館料をお支払い下さい。イベント開催時には別途チケットが必要。イベント開催時のチケットのご購入について追って発表しますので、公式HPをご覧ください。
[清春芸術村] 一般2000円、大・高校生1000円、小・中学生無料、障がい者手帳をお持ちの一般の方 1000円、障がい者手帳をお持ちの学生の方入場無料、付き添いの方 500円
[中村キース・ヘリング美術館] 一般1500円、学生(16歳以上)600円、15歳以下無料、障がい者手帳をお持ちの方600円
*価格はすべて税込です。
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