東京ミッドタウンで開催中 〈とらや市 鉢〉 「鉢」のある暮らしを知る展覧会
今も昔も生活の中に「鉢」
5世紀にもわたり和菓子屋を営み、現在も古びることなく、
ますますその魅力を増しつつある、和菓子の老舗〈とらや〉。
若者からお年寄りまで、世代を超えて愛され続ける背景には、
その上品な味わいはもちろん、ブランド力、品格、美意識と、
歴史の中で培われてきた揺るぎないものがあります。
現在、そんなとらやが不定期で行なっている、
食にまつわる実用的な道具の展示・販売会〈とらや市〉が、
〈とらや 赤坂店〉と〈東京ミッドタウン店ギャラリー〉で開催されています。
赤坂店は3月9日(火)まで、東京ミッドタウン店ギャラリーは3月26日(金)まで。
もともと東京ミッドタウン店ギャラリーで「ふきんとてぬぐい」「弁当箱」など、
食にまつわる実用的な道具を展示・販売していた本企画。
第9回目となる今回のテーマは、「鉢」。
お皿より深さがあり、お碗よりも浅い器だと、それとなく認識されている鉢。
そんな鉢の使われ方の変遷や、日本各地にある伝統的な産地でつくられた鉢など、
とらやの奥ゆかしい視点で編成された、三部構成の展示となっています。
とらやセレクトの鉢も買える

鉢のある食卓
「今も昔も、いつもそばに鉢」と題したパートでは、
虎屋文庫の所蔵する錦絵(にしきえ)や、雑誌『暮しの手帖』の誌面から、
縄文時代から現代にかけての鉢の使われ方を写真で紹介。
「いろいろな鉢」パートでは、福岡県の小石原、滋賀県の信楽、
熊本県の高田(たかた)、長崎県の波佐見、沖縄県の読谷村と
全国5か所の由緒ある焼き物の産地から10点の鉢に注目。
それぞれの産地特有の色や形を知ることができます。
最後の「鉢のある食卓」のパートは、素朴な家庭料理と鉢の関係を見つめる展示。
同じ鉢に異なる料理をよそったら、異なる鉢に同じ料理をよそうと
食卓の雰囲気はどのように変化する?
そんな視点で鉢のさまざまな使い方が展示されています。
こちらではとらやがセレクトした鉢の販売も行われるとのこと。
また、会場では展示されている陶器と磁器の鉢11種類を、
山椒(さんしょう)すりこぎや棕櫚(しゅろ)たわしなど、
鉢と合わせて使える商品とともに販売。
「とらやは、あの産地のどのような鉢をセレクトするのだろう?」
という純粋なワクワクが込み上げてくる本展。
展示を一望することで、鉢とのつき合い方がさらに深まりそうです。
お気に入りの一点も、この機会にぜひ見つけてみて。
information
とらや市 鉢
とらや 東京ミッドタウン店
会期:開催中~2021年3月26日(金)
営業時間:休日・営業時間は東京ミッドタウンに準じます。
住所:東京都港区赤坂9-7-4 D-B117 東京ミッドタウン ガレリア地下1階
TEL:03-5413-3541
とらや 赤坂店
会期:開催中~2021年3月9日(火)
営業時間:平日9:00~18:00 土日祝9:30~18:00
住所:東京都港区赤坂4-9-22 とらや 赤坂店内 2階
TEL:03-3408-2331
※縮小版の展示・販売を行ないます。
企画協力:暮しの手帖社、小石原ポタリー協同組合、十日町市博物館、長尾智子、(有)堀江陶器 (五十音順、敬称略)
