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posted:2021.1.21 from:福岡県福岡市 genre:食・グルメ
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writer profile
Mayo Hayashi
林 真世
はやし・まよ●福岡県出身。木工デザインや保育職、飲食関係などさまざまな職種を経験し、現在はフリーランスのライターとして活動中。東京から福岡へ帰郷し九州の魅力を発信したいとおもしろい人やモノを探しては、気づくとコーヒーブレイクばかりしている好奇心旺盛な1984年生まれ。実家で暮らす祖母との会話がなによりの栄養源。
福岡市内に店を構える〈餃子のラスベガス〉。
注文を受けてから手包みする自家製餃子が自慢のお店です。
普段であれば客足の絶えない人気店ですが、
2020年から続く新型コロナウイルスの影響で
周辺の飲食店と同様に厳しい状況となっているといいます。
今年の1月14日には福岡県内に2度目の緊急事態宣言が発令されたばかり。
それを受けて、〈餃子のラスベガス〉は休業を決断。
しかし店を閉める代わりに始めたのが〈餃子の大盤振舞い〉!
なんと1月16日から期間限定で毎日100食の餃子を無料配布しているのです。
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期間:2021年1月16日〜2月7日(とりあえず福岡の緊急事態宣言の期間が終わるまで)
時間:1月22日まで12:00〜100食の振舞いが終わるまで。
1月23日から11:30〜100食の振舞いが終わるまで
料金:無料(配布のみ・店内飲食不可)
お店より:できるだけ多くの方にお渡ししたいので1名様1人前までとさせていただきます。
また、感染対策を十分した上、ソーシャルディスタンスを確保して、
お並びいただきますようご協力お願い致します。
福岡の感染状況等により急遽内容の変更や中止する可能性もあります。
オーナーの川瀬一馬さんは、
「去年からコロナ禍が続く中で、飲食店に限らず多くの方々が困っている状況です。
僕らは飲食店として『食べものを作って提供する』ことが仕事。
普段やっている餃子を作って食べてもらうことでひとりでも
喜んでもらえたらと思い、従業員を守りつつ100食なら
ギリギリやれると考え振舞いを始めました。
もちろん感染防止対策として店内飲食は行っていません。
正解はわからないですが、今は自分たちが何かをしていかなければいけない、
福岡のまちに元気になってほしい! という思いだけです」と話してくださいました。
従業員は2、3名が交替で立ち、毎朝、新鮮な豚肉を
店内で挽くところから始まるそう。午前中から仕込み、
自家製の皮で包みたて焼きたての餃子を提供しています。
初日の2日間では、近隣の方や通りがかりの方が来店され、
夕方頃には無事に配布が終了しました。
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店内での受け渡しもスピーディーに行われています。
また、福岡市内にある〈Bar秋吉〉のご厚意で、
〈自家製のレモンサワーの素〉を希望される方には
餃子と一緒にお渡ししているとのこと。
餃子とレモンサワー(配布用のレモンサワーの素にはアルコールは入っていません)の
組み合わせといったら……最高でしかないですね!
2021年を迎えても未だコロナ禍は続いていますが、
制限された環境の中で多くの人がそれぞれの思いを胸に頑張っています。
できることを前向きに取り組む方々の姿勢に、元気をもらえますね。
〈餃子のラスベガス〉改め〈餃子の大盤振舞い〉へお越しの際は、
体調に不安がある方は無理をせず、必ず感染症対策を行ってご来店くださいね。
information
餃子のラスベガス
住所:福岡市中央区大名1-2-15 GF SQUARE大名 1F
TEL:092-707-3898
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