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posted:2020.11.16 from:新潟県 genre:旅行 / アート・デザイン・建築
PR 新潟県
〈 コロカルニュース&この企画は… 〉
全国各地の時事ネタから面白情報まで。
コロカルならではの切り口でお届けする速報ニュースです。
writer profile
Yu Ebihara
海老原 悠
えびはら・ゆう●コロカルエディター。埼玉県出身。出張先で食べるおいしいものと酒が好き。
住んでいるからこそ気付く風景があれば、住んでいると気付かない風景もある。
地元の方々にとって「当たり前」だと思っていた風景が、
観光で訪れた人の心を打つということは、往々にしてあるものです。
そんな新潟の「当たり前」の魅力を集めた企画が、
「新潟※(コメジルシ)プロジェクト」。
ガイドブックには載ってない、地元の人にとって「当たり前」だけど、
旅する人にとっては新鮮な感動を覚える「新潟の魅力」が詰まっています。
この秋、新潟県の地元の魅力を募集した
第3回フォトコンテスト「#連れていきたい新潟」にて、
ガイドブックにも紹介されないような、「お気に入りの新潟」をテーマに募ったところ、
多数の応募がありました。
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その中で最優秀賞に選ばれたのは、
@st_moon.tさんが撮影した、村上市桃川の桃川多伎(たき)神社。
神が宿る場所として、桃川の人々に崇められてきた神聖な滝と神社です。
親しみをこめて、「おたきさま」と呼び慣わされてきました。
「多くの観光スポットのある村上の中であまり知られていなそうだけど
地域の方に大切にされている滝があると知り撮影に行きました。
とても素敵な場所だったので多くの人に知ってほしい滝でしたが
どこかひっそりとあり続けてほしいそんな場所でした」
と@st_moon.tさんが話すように、
日本海東北自動車道「神林岩船港IC」から車で約10分、
国道290号脇の駐車場からも望むことができるとあって、アクセスもいいスポットですが、
物語の1ページのようなどこか厳かな雰囲気が守られているのは、
地元の人々の「おたきさま」への思いと、畏敬の念からでしょう。
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内の倉ダムから滝谷森林公園を通り、加治川治水ダムまで続く山道の途中に現れる、
不思議なスポット。
@_iruf_gram_さんが撮影した、新発田市の東赤谷連続洞門が優秀賞に。
実はこの洞門は、スノーシェッドというもので、
トンネルとは違い、山から落ちてくる雪の塊を防ぐためにつくられた
線路や道路の屋根のこと。
蒸気機関車が走っていた赤谷線という鉄道が廃線になり、
その後に自動車道路ができたのですが、このスノーシェッドは鉄道時代の名残。
雪国ならではの風景なのです。
よく見てみると、黒い煤の跡も残っており、
かつての赤谷鉱山(現在は跡)の隆盛が偲ばれます。
「歴史を感じさせるこの洞門の神秘的な様子を撮影してみたいと思いました」
と@_iruf_gram_さん。
写真タイトルの『この先は…?』に深く共感。
洞門の先が気になって足を踏み入れたくなる。
そんな冒険心がくすぐられるスポットなのです。
散策の際には、廃線となった鉄道線の面影や、渓谷の眺めにもご注目ください。
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「我が家が必ず訪れる夏の川遊び場所です。
ファミリーにかなりおすすめのスポットです。
ここは川遊びだけでなくSLも通る場所で、川遊びしながらカッコいいSLが見られます。
遠くからSLの汽笛が聞こえると手を止め、わくわくしながら線路を通るSLを待ちました。
子どもも大人も、会津若松までの旅人に手を振って見送る姿が微笑ましく思います。
そしてSLの余韻を残しつつ川遊びやBBQを楽しみ楽しい夏の思い出になりました。
この素敵な思い出の場所にみなさんを連れて行きたい教えたいと思い、
『#連れていきたい新潟』としてエントリーしました」
そう話すのは、撮影者の@kotani1515さん。
五泉市の早出川太川橋エリアで撮影された一枚です。
早出川の太川橋エリアは、川幅が広く、水深が浅いためお子さんも遊びやすく、
夏のアクティビティにもってこい。
そして、磐越西線の高架を臨めるため、
夏場には夕陽を浴びた「SLばんえつ物語」などの列車を撮影することができる、
鉄道ファンにはたまらないスポットなのです。
川遊びも含めて、来夏訪れてみたいスポットですね。
第3回フォトコンテスト「#連れていきたい新潟」では、
先駆けて発表になっていた、最優秀賞・優秀賞に加え、
「コメジルシ賞」も発表となりました。
こちらでは、十日町市・星峠の棚田や清津峡、加茂市・青海神社の大輪の花火、
糸魚川市の小蓮華山など、息を飲むような絶景揃い。
ぜひ、「#連れていきたい新潟」をインスタグラムなどでご覧いただき、
新潟の新たな魅力を発見し、そして足を運んでみてください。
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第3回フォトコンテスト「#連れていきたい新潟」
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