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posted:2020.6.3 from:石川県金沢市 genre:アート・デザイン・建築
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writer profile
Kanae Yamada
山田佳苗
やまだ・かなえ●島根県松江市出身。青山ブックセンターやギャラリースペース、ファッション・カルチャー系媒体などを経て、現在フリーのライター、編集者として活動中。まだまだ育ち盛り、伸び盛り。ファッションと写真とごはんが大好きです。
小さなひとが立ち、水が落ちるところに大地が広がり、
糸やリボンが揺れるときに風が生まれ、ビーズやガラスが光を招き入れる――
空間と対話し、自然のエレメントや繊細なモチーフを組み合わせたり、
キャンバスの上に淡い色彩を重ねることで、根源的な生の光景を私たちに知らしめ、
国内外問わず注目を集めてきたアーティストの内藤礼さん。
彼女の大個展〈うつしあう創造〉が、金沢21世紀美術館で開催されます。
展覧会の会期は6月27日(土) 〜8月23日(日)ですが、
終了の期日は今後変更になる場合があります。
期日が決定しましたら美術館ウェブサイト、Twitterなどでお知らせされるそうです。
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『「人(わたし)が作る」を超えること』を問い続けてきたという内藤さん。
そんな彼女がはじめて「創造」と向き合い、人と自然、わたしとあなた、
生と死、内と外などの両者が「うつしあう」間に生まれる生気、
慈悲を今回作品で表現したといいます。
今回、内藤さんの個展としては過去最大規模。
美術館の大小さまざまな展示室や光庭、通路を含めた
約2,000平方メートルの展示スペースを贅沢に使った会場には、
内藤さんらしく刻々と移ろいゆく自然の光を柔軟に生かした作品が並びます。
このようなスケールで静かに作品と対話できるなんて、
そんなに数あることではありません。
日中と夜とでは、作品がまた違った見え方をすることでしょう。
タイミングが合えば、ぜひ時間や季節をずらして足を運んでみてください。
ちなみに本展に限り、日時指定入場制を導入するとのこと。
事前予約によって待ち時間を緩和するとともに、入場時間枠ごとに観覧券の数量を限定。
ゆったりと流れる時間の中で、作品を堪能できるようなシステムになっています。
本展に足を運ぶ際は、必ず予約をするようにしましょう。
*金、土曜は夜間開館により20:00まで展覧会場がオープン。
金沢21世紀美術館という場所で、
内藤さんは作品にどのような息吹を吹き込んだか。
金沢まで足を運び、内藤さんが表現したかったものを、
どうぞ五感を使って自分の思考で捉えてみてください。
information
内藤礼 うつしあう創造
会期:2020年6月27日(土) 〜8月23日(日)
会場:金沢21世紀美術館
住所:石川県金沢市広坂1-2-1
休場日:毎週月曜日(8月10日は開場)、8月11日
開場時間:10:00〜18:00(金・土曜日は20:00まで)
会場:展示室7〜12・14、光庭2・3
料金
●本展
観覧券 一般 1,600円(2,000円)/ 大学生 1,100円(1,400円)小中高生 600円(700円)/ 65歳以上の方 1,600円(1,600円)
●「de-sport:芸術によるスポーツの解体と再構築」との共通観覧券 一般 2,200円(2,700円)/ 大学生 1,500円(1,900円)
小中高生 700円(900円)/ 65歳以上の方 2,200円(2,200円)※()内は当日券(若干枚数)の料金 *本展覧会は日時指定入場制です。
主催:金沢21世紀美術館[公益財団法人金沢芸術創造財団]
助成:公益財団法人朝日新聞文化財団、公益財団法人三菱UFJ信託地域文化財団
協賛:株式会社 資生堂、株式会社 竹中工務店、一般財団法人 窓研究所
協力:タカイシイギャラリー
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