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posted:2020.2.23 from:岡山県倉敷市 genre:旅行 / アート・デザイン・建築
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writer profile
Saki Ikuta
生田早紀
いくた・さき●インディペンデントな広告会社『ココホレジャパン』の新米アシスタント。生まれも育ちもド田舎の27歳。やばい芋ねえちゃんとして青春時代を過ごす。その野暮さは現在も健在! さりげなく韻を踏むことが生業です。
岡山県倉敷市美観地区内、大原美術館そばで
暮らすように泊まることができる〈滔々(とうとう) 倉敷町屋の宿〉。
こちらの宿に続いて、昨年7月、〈滔々 二階の宿〉がオープンしました。
アパートメントの部屋の中にいるような、
普段の暮らしに近い生活感がありつつ、
手仕事の温もりを感じられるさりげないしつらえが
居心地の良さをつくり出しています。
移ろう時間とともに表情を変える、光と白の美しさに気づかされる宿です。
「旅中のお客さまがこの空間で過ごしていただく間、
さまざまな刺激を受けた気持ちを穏やかに整えていただけるように、
華美でない閑居なしつらえとしています」と、
〈滔々 二階の宿〉の設計を手がけた山本圭一さん。
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〈滔々 二階の宿〉で印象的な家具はキチネット。
一見クローゼットのように見えるのですが、
扉を開けるとそこにはなんと簡易キッチンが。
シンク、冷蔵庫、トースター、電気ケトルなどを揃え、
日高伸治さんらの食器も使えます。
旅の疲れを癒してくれるふとんは、
愛知県名古屋市の〈丹波ふとん店〉でつくられたもの。
ノーマルな敷布団の下に特別なマットレスを敷くことで身体が沈みすぎず、
ぐっすり眠れるよう配慮されています。
階段を上った先にあるルーフバルコニーからは、
大原美術館の分館や新渓園の緑、遠くには阿智神社が臨めます。
天気のいい日には、ワインでも飲みながら
美観地区らしい眺望をゆったりと楽しむのも良さそうです。
観光地の中で、日常と隣り合わせにある静かなひととき。
シンプルさが持つ魅力に気づく、またとない滞在になるかもしれません。
information
滔々 toutou、Kurashiki gallery and stay 滔々 二階の宿
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