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posted:2019.9.19 from:岡山県 genre:アート・デザイン・建築
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writer profile
Kanae Yamada
山田佳苗
やまだ・かなえ●島根県松江市出身。青山ブックセンターやギャラリースペース、ファッション・カルチャー系媒体などを経て、現在フリーのライター、編集者として活動中。まだまだ育ち盛り、伸び盛り。ファッションと写真とごはんが大好きです。
9月27日(金)から11月24日(日)までの2か月間、
〈岡山芸術交流2019〉が開催されます。
岡山市で3年ごとに開催される国際現代美術展〈岡山芸術交流〉。
今年はアーティスティックディレクターにピエール・ユイグを起用し、
岡山城・岡山後楽園周辺エリアのさまざまな歴史文化施設が
アートスポットに様変わりします。
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以下が参加アーティストです。
タレク・アトウィ/マシュー・バーニー/エティエンヌ・シャンボー/
ポール・チャン/イアン・チェン/メリッサ・ダビン & アーロン・ダヴィッドソン/
ジョン・ジェラード/ファビアン・ジロー&ラファエル・シボーニ/グラスビード/
エリザベス・エナフ/エヴァ・ロエスト/フェルナンド・オルテガ/シーン・ラスペット/
リリー・レイノー=ドゥヴァール/パメラ・ローゼンクランツ/
ティノ・セーガル/ミカ・タジマ
その中から一部のアーティストをご紹介。
コラージュ、写真、ネオン、絵画、映像などの手法を用いながら、
形態・物体・論説の境界線を探求してきたフランス出身のエティエンヌ・シャンボー。
最近は「世界地図を書き換える」という目的のため筏を大西洋に漂わせたり、
幾何学的な数字と動物園の猿との遭遇を企画するといった、
さまざまな「状況」を作品化しています。
フランス生まれのファビアン・ジローとラファエル・シボーニ。
映画の歴史、哲学、そして技術進化の考察に基づいていた作品を制作。
2014年以降、人間自身を抹殺する装置としての技術の歴史を追及する中で、
映画、パフォーマンス、そして彫刻の3つで構成される長期プロジェクトに取り組んでいます。
〈岡山芸術交流2019〉では彼らが近年取り組んでいる
映像叙事詩『The unmanned』の第二部となる新作を発表、
作品の舞台は70年代の日本で、岡山で撮影。
映像、彫刻、インスタレーションなどを扱い、人間の実存と虚構、
グローバリゼーションと消費社会の問題を扱ったプロジェクトを行う
スイス出身のパメラ・ローゼンクランツ。
ヴェネチア・ビエンナーレで発表した作品が岡山で再構成され登場します。
岡山がアートのまちとして色気づくこの時期。
アートの感覚を養いに、ぜひこの秋は〈岡山芸術交流2019〉へ
足を運んでみてはいかがでしょう。
information
岡山芸術交流2019
会期:2019年9月27日(金)~11月24日(日)[51日間]
休館日:月曜日(10月14日(月・祝)、11月4日(月・振休)は、翌日の火曜日休館)
開催時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)
展示会場:旧内山下小学校、岡山県天神山文化プラザ、岡山市立オリエント美術館、 岡山城、林原美術館 ほか
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