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posted:2019.8.26 from:北海道札幌市 genre:食・グルメ
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writer profile
Kanae Yamada
山田佳苗
やまだ・かなえ●島根県松江市出身。青山ブックセンターやギャラリースペース、ファッション・カルチャー系媒体などを経て、現在フリーのライター、編集者として活動中。まだまだ育ち盛り、伸び盛り。ファッションと写真とごはんが大好きです。
札幌市とポートランド市。
両市は2019年の今年、姉妹都市提携60周年を迎えました。
これを記念して先日発売されたのが、限定醸造ブランド
〈SAPPORTLANDERʼS(サッポートランダーズ)〉の缶ビール2種
〈60TH IPA(シックスティース・アイピーエー)〉と、
〈60TH HOPPY WHEAT ALE(シックスティース・ホッピー・ウィート・エール)〉です。
日本国内におけるビール醸造の礎を築いたまちと言われている札幌市。
一方のポートランド市も、人口約65万人ながら、
約70もの小規模醸造所が存在します。
この両市に共通する“ビールのまち”というアイデンティティを活かし、
「60周年の乾杯ビールを自分たちでつくっちゃおう」ということで
スタートした今回のプロジェクト。
主に札幌側で構成された市民メンバー60名を1月に募集し、
彼らから資金を集め、4月に札幌の醸造家2名がポートランドの
醸造所2か所で2種類のコラボレーションビールを醸造。
ビールの香りや味の方向性、ラベルデザインなどは
市民メンバーが取り決め、札幌市内の輸入会社2社の協力を得ながら
醸造のレシピ作成や実務をブルワーとブルワリーに
託すかたちで今回の実現に至ったのだとか。
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ブランド名は「札幌とポートランドの人々によるビール」
ということで、ポートランド在住者を「Portlander」と
呼ぶところから、〈SAPPORTLANDERʼS〉と命名。
〈60TH IPA〉は、“フルーティー&ジューシーなIPA”というコンセプトのもと、
20年以上の歴史を誇るポートランドの〈ロンポック・ブルーイング〉と、
札幌では希少なマイクロブルワリー(小規模の醸造所)である
〈月と太陽ブルーイング〉の森谷祐至氏がタッグを組んだコラボビール。
アロマホップには〈レモンドロップ〉と〈モザイク〉を
使用しており、ほどよい苦味と芳醇なホップの香りが。
ポートランドで2016年に創業された〈カルミネーション・ブルーイング〉と、
札幌を拠点に国内外で醸造を手がける〈ホーボー・ブルーイング〉の
川村洋平氏のコラボレーションでできあがった〈60TH HOPPY WHEAT ALE〉は、
“爽やか&ホッピーなウィート(小麦)エール”というコンセプトのもと、
アロマホップは〈トロピカルなアイダホ7〉、白ブドウを思わせる
〈ネルソンソーヴィン〉をドライホップしているそう。
ちなみにラベルデザインは、60周年の“60”でハンドサインをつくり、
その両手の双眼鏡で、両市の未来を見つめているところを描いたとのこと。
ビール好きやビールづくりの名人たちが一丸となって
手がけた〈SAPPORTLANDERʼS〉。
いったいどんなお味となっているのでしょうか。
ビールの展開先はこちらに記載されていますので、
気になる方はぜひチェックしてみてください。
information
SAPPORTLANDERʼS
サッポートランダーズ
60TH HOPPY WHEAT ALE
仕様:355ml缶
価格:オープン価格
原材料:大麦麦芽・ホップ・小麦麦芽
アルコール度:6.0%
IBU:None
スタイル:ウィート・エール
醸造所:Culmination Brewing(アメリカ合衆国)
醸造協力:Hobo Brewing・川村洋平
輸入者:(有)ファーマーズ
60TH IPA
仕様:355ml缶
価格:オープン価格
原材料:大麦麦芽・ホップ
アルコール度:6.0%
IBU:60
スタイル:インディア・ペール・エール
醸造所:Lompoc Brewing(アメリカ合衆国)
醸造協力:月と太陽BREWING・森谷祐至
輸入・販売:えぞ麦酒(株)
企画・運営:札幌・ポートランド姉妹都市提携60周年記念ビール委員会
協力:ポートランド・札幌姉妹都市協会、月と太陽BREWING、
えぞ麦酒株式会社、Hobo Brewing、有限会社ファーマーズ、Maltheads
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