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posted:2019.8.15 from:東京都港区 genre:ものづくり
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writer profile
Kanae Yamada
山田佳苗
やまだ・かなえ●島根県松江市出身。青山ブックセンターやギャラリースペース、ファッション・カルチャー系媒体などを経て、現在フリーのライター、編集者として活動中。まだまだ育ち盛り、伸び盛り。ファッションと写真とごはんが大好きです。
ほっくりとぬくもりがあり、どこか柔らかさも感じる〈倉敷ガラス〉。
クリスマスツリー飾りのガラス玉づくりをしていた小谷眞三さんが、
倉敷民藝館初代館長の外村吉之介さんから依頼され、
試行錯誤しながら製作をスタートしたのが昭和38年。
以来70年、〈倉敷ガラス〉を製造しつづけ、
小谷眞三さんと息子の栄次さんが手がける作品のみ、そのように称され、
すべての工程をひとり行うという手間暇がかかったそれは、
全国にコレクターが存在するほどの人気となっています。
そんな、来年90歳を迎える小谷眞三さんの〈倉敷ガラス〉を
ファッションフォトグラファーの赤尾昌則さんが撮影した
写真集『倉敷ガラス 小谷眞三』が、この8月に発売されることになりました。
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宙吹きで一点一点つくられる〈倉敷ガラス〉は
ひとつとして同じものはなく、色や形が絶妙に異なります。
赤尾昌則さんは、そんな小谷作品に魅了され、
5年間倉敷に通い、「倉敷ガラス」を撮り続けました。
写真集は小谷作品が115点収録された上巻と、
小谷さんの製作風景やインタビューを収めた下巻が2冊セットになっています。
8月6日(火)から8月12日(月・祝)まで、この写真集の刊行を記念して、
〈プレインピープル青山〉にポップストアがオープン。
新品と還流品あわせて30点前後が並び、
主に透明なものが販売され、一部青色の「小谷ブルー」
と呼ばれているものも登場するようです。
一流のファッションフォトグラファーも魅了する〈倉敷ガラス〉。
人々の生活に根付き、長きに渡り愛され続けた美しいガラスの結晶は、
今なお私たちを虜にすることでしょう。
ご興味ある方は、ぜひとも足を運んでみてください。
information
『倉敷ガラス 小谷眞三』ポップアップストア
期間:2019年8月6日(火)~8月12日(月・祝)
場所:プレインピープル青山 東京都港区南青山5-3-5
時間:10:30~20:00
TEL:03-6419-0978
Web:http://www.one-be-one.com/
『倉敷ガラス 小谷眞三』 / 赤尾昌則 撮影
価格:¥20,000(税別・小学館刊)
A4判変型 / 上製本 / ケース入り / クロス貼り2冊セット
Bilingual (Japanese / English )
購入申し込み・お問い合わせ先:
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