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posted:2019.7.11 from:新潟県阿賀野市 genre:旅行
〈 コロカルニュース&この企画は… 〉
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writer profile
Yu Miyakoshi
宮越裕生
みやこし・ゆう●神奈川県出身。大学で絵を学んだ後、ギャラリーや事務の仕事をへて2011年よりライターに。アートや旅、食などについて書いています。音楽好きだけど音痴。リリカルに生きるべく精進するまいにちです。
「キャンプをするように、好きな場所に住みたい」
建築家の隈研吾さんとアウトドアメーカー〈スノーピーク〉が、
そんな思いを実現すべくモバイルハウス〈住箱-JYUBAKO-〉を共同開発しました。
住箱が開発されたのは、2017年のこと。
隈さんが「自然に触れて人間性を取り戻す」というスノーピークの理念に
共感し、一緒に開発することになったのだとか。
2019年5月、新潟県阿賀野市に開業した常設グランピング施設
〈スノーピークグランピングスワンレイク 五十嵐邸ガーデン〉では、
この住箱に泊まることができます。
同施設は、スノーピークのグランピング施設としては、2017年にオープンした
〈スノーピークグランピング 京急観音崎〉(神奈川県横須賀市)に続き、
2か所目となります。
こちらが、住箱のなかです。
住箱の検証には、隈さんとともに
スノーピーク代表の山井太さんも参加し、居心地の良さを確認。
その後も実際に寝泊まりをしながら使い勝手を検証し、修正を重ね完成に至ったのだそう。
目指したのは、自然が主役になる住まい。
外の世界を借景のように切り取る窓など、室内空間と屋外の関係性にこだわり、
自然を感じ、豊かで自由な気持ちにさせてくれる空間に仕上がっています。
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隈さんは若いころ、テントを積んでサハラ砂漠を旅したことがあったのだとか。
住箱の開発にあたっては、その時に感じた興奮や
気持ちの高まりがよみがえったといいます。
共同開発された住箱は単なる宿泊施設ではなく、
隈さんとスノーピークの思いを実現するひとつのプラットフォーム。
スノーピークの担当者は次のように語ってくれました。
「好きな場所に自由に移動し、ノマドライフを過ごしたり、
複数の場所を行き来するマルチハビテーションを実現したり、
飲食店の様な生業を営んだり、土地に縛られない開放的な生き方を、
住箱から実現したいと考えています」
〈五十嵐邸ガーデン〉では、住箱、テント、旅館のなかから
宿泊場所が選べるようになっています。
飲食メニューも充実。
邸宅内にはビール蔵があり、数々のビアコンテストで
金、銀、銅合わせて126個のメダルを獲得した
クラフトビール〈スワンレイクビール〉も楽しめます。
(メダルの数は2019年3月現在)
料理は「あがの姫牛」など、地元の食材をふんだんに使用。
バーベキューから和食、洋食まで、幅広いメニューが用意されています。
オープン間もない本施設ですが、既に予約が殺到しているよう。
ぜひいつか泊まってみたいですね!
information
snow peak glamping swanlake ikarashitei garden
スノーピークグランピングスワンレイク五十嵐邸ガーデン
所在地:新潟県阿賀野市金屋340-5
住箱利用料:基本プラン1泊2食付、日曜・平日15,000円〜/土曜・休前日 20,000円〜
電話:0250-63-2100(予約受付時間 10:00〜17:00)
開業日:2019年5月
アクセス:車:新潟駅から40分/電車:「水原」駅からタクシーで10分
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