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posted:2019.7.1 from:東京都渋谷区 genre:買い物・お取り寄せ
〈 コロカルニュース&この企画は… 〉
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writer profile
Yu Miyakoshi
宮越裕生
みやこし・ゆう●神奈川県出身。大学で絵を学んだ後、ギャラリーや事務の仕事をへて2011年よりライターに。アートや旅、食などについて書いています。音楽好きだけど音痴。リリカルに生きるべく精進するまいにちです。
日本の伝統工芸をプロダクトの新しい形として展開させ、
現代のライフスタイルに寄り添うジュエリーを手がけたい。
——そんな思いから生まれた、ジュエリーブランドがあります。
名前は〈HiN(品:ヒン)〉。
2018年冬、東京を拠点にスタートしたばかりのブランドです。
「HiN」という名前には、日本のものの品格を
伝え残していく存在でありたいという思いが込められているそう。
ファーストコレクションは、伊万里焼の窯元〈畑萬陶苑〉との
企画から生まれた、陶磁器のジュエリー。
シンプルな形のなかにも楚々とした美しさが潜み、
普段のファッションにも、和服にもフィットしそうです。
HiNを立ち上げたデザイナー、岡部春香さんは、
佐賀県伊万里市にある伊万里焼の産地を訪れ、
その技術の素晴らしさと、ものづくりの精神に感銘を受けたのだとか。
その地でつながったのが、伝統を受け継ぎながらも、
新しい表現方法を模索し続けている窯元、畑萬陶苑。
彼らのものづくりに対する姿勢が、
この先ブランドが目指していくべきあり方に通じると感じ、
ともに企画を手がけていくことになったといいます。
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焼きものの制作過程では、デザインした通りの
形に焼き上がるとは限らず、さまざまな工夫が必要に。
職人との協働について、岡部さんは次のように語ります。
「アイテムのなかには、焼き物の型としては、
一般的に制作可能な制限を無視するなどの、
常識から外れたデザインもありました。
それに対して職人さんは、普段より素材に触れている感触と経験から、
解決策を見つけることができます。
HiN のものづくりは職人さんのチャレンジ精神に支えられました」
絵付のピアスは、畑萬陶苑の特徴である
繊細な絵付の技術から生まれたシリーズ。
ていねいに手描きで施した絵付は、ひとつひとつ表情が異なるのも魅力です。
「HiNのものづくりでは、日本の工芸に
現代的な感性を掛け合わせ、ライフスタイルに寄り添い、
永く愛されるデザインを生み出すことを大切にしています。
漆器、織物、切子……など、日本には多くの魅力的な伝統工芸があります。
次のコレクションでは、異なる産地の素材を生かした
ジュエリーを手がける予定です」(岡部さん)
HiNのジュエリーは、ポップアップショップや取扱店、
オンラインストアで販売されています。
6月15日(土)〜7月31日(水)までは、
東京の〈代官山 蔦屋書店〉にHiNのジュエリーと畑萬陶苑の小皿が並ぶとのこと。
ぜひ本物を手にとって見てみたいですね!
information
HiN ポップアップ
期間:2019年6月15日(土)〜7月31日(水)※延長の可能性あり。最新情報は公式サイトおよびSNSをご確認ください。
営業時間:7:00〜26:00
定休日:年中無休
会場:代官山 蔦屋書店 3号館
住所:東京都渋谷区猿楽町16-15
電話:03-3770-2525
Web:HiN https://hin-design.com/
Facebook https://www.facebook.com/jewelry.hin/
Instagram https://www.instagram.com/hin_jewelry/
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