news
posted:2018.7.11 from:全国 genre:アート・デザイン・建築
〈 コロカルニュース&この企画は… 〉
全国各地の時事ネタから面白情報まで。
コロカルならではの切り口でお届けする速報ニュースです。
writer profile
Akiko Saito
齋藤あきこ
さいとう・あきこ●宮城県出身。図書館司書を志していたが、“これからはインターネットが来る”と神の啓示を受けて上京。青山ブックセンター六本木店書店員などを経て現在フリーランスのライター/エディター。
全国で話題になった、「商店街ポスター展」というプロジェクト。
電通関西支社の若手クリエーターたちが、
ローカルな商店街を取材をして各店舗のユニークなポスターを作り、
まちおこしを図るというプロジェクトです。
この仕掛け人であるコピーライター・写真家の
日下慶太さんによる、初めての著書『迷子のコピーライター』が出版されました。
日下さんの破天荒な人生と人としての魅力がほとばしる一冊です。
「商店街ポスター展」では、
電通のコピーライターとデザイナーがタッグを組み、
消えつつある昔ながらの商店街を盛り上げる
ポスターを制作。作られたポスターは、商店街のアーケード中に展示され、
商店街はさながらギャラリーのように賑やかに。
最初に行われたのは、2013年、大阪市浪速区の〈新世界市場〉。
その後、大阪市阿倍野区、兵庫県伊丹市、宮城県女川町、鹿児島、大分でも開催されました。
作られた作品のどれもが、ユーモアがあり、クスっとしてしまうようなもの。
制作費もなく、タレントも使用せず、無名の新人がポスターを制作したとしても、
大きく話題になるポスターが制作できるという画期的な試みでした。
約200種類ものポスターが掲示された商店街には活気が生まれ、
広告というものが持つ、本来のちからを感じさせてくれる取り組みです。
本書『迷子のコピーライター』には、この商店街ポスターを300点近く掲載!
地元のまちおこしの、参考にされてみてはいかがでしょうか?
Page 2
本書『迷子のコピーライター』の魅力は、「商店街ポスター展」だけではありません。
学生時代のユーラシア大陸横断、電通への就職、突然の病気に挫折……。
ツッコミたくなる風景ばかりを集めた写真ブログ『隙ある風景』や、
UFOを呼ぶためのバンド「エンバーン」のリーダーとして活動するなど、
日下さんの破天荒な人生は衝撃!
読んでいると止まらなくなってしまう面白さです。
そんな日下さんに会える出版イベントが、全国で開催されます。
・9月9日(日)京都
などなど、今後は札幌、三重、奈良、愛媛でも画策中。
イベントの詳細は、Facebookにて。
information
『迷子のコピーライター』
Feature 特集記事&おすすめ記事