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posted:2018.6.1 from:鹿児島県大島郡天城町 genre:旅行
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Akiko Saito
齋藤あきこ
さいとう・あきこ●宮城県出身。図書館司書を志していたが、“これからはインターネットが来る”と神の啓示を受けて上京。青山ブックセンター六本木店書店員などを経て現在フリーランスのライター/エディター。
2018年6月1日、奄美群島の徳之島に、
民家を改修した1棟貸しの宿泊施設〈伝泊・徳之島 「海亀ビーチの宿」〉がオープンします!
宿のすぐ前には美しいビーチが広がる、奄美の伝統建築を体感できる宿です。
徳之島は、鹿児島からおよそ南に400kmほど離れた奄美群島のひとつ。
闘牛が盛んなことでも知られています。
アクセスは、鹿児島から飛行機で70分、奄美大島から30分。
徳之島でしか生息しない希少生物が多く見られる「生き物の宝庫」でもあります。
この「海亀ビーチの宿」は、海辺に建つ小さな一軒家。
1棟貸しのキッチン付きで、ひとり12,528円から。(2名宿泊時。税込・食事なし)。
周囲にはほとんど建物はなく、日常から解放されたひと時が味わえます。
もともと住居として使われていた空き家を改修し、水回りは現代のものに交換。
宿のすぐ前には、美しいビーチが広がります。何十年にもわたり、
ウミガメが産卵するためにやってくるほど静かな場所にちなんで、
「海亀ビーチの宿」と名付けられました。
リノベーションでは、海に面したデッキを新設。
島で最も遅く日が沈む場所で、デッキから格別の夕陽が見えるそう。
シーズンには、宿の前の浜でウミガメの産卵の様子や、
海へ帰っていく亀の親子が見られるほか、
ホエールウォッチングができます。
ブーゲンビリアやアダン、島みかんなど、
南国らしい植物が茂る庭も見どころのひとつ。
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“伝泊”とは、奄美出身の建築家・山下保博さんが2016年より手がける、
空き家問題や地域コミュニティの衰退に対抗するためのプロジェクト。
その地域の伝統的構法で建てられた民家や、
伝説的なストーリーを持つ建物を改修した「伝統的・伝説的な建築と集落と文化」を
次の時代につなげるための宿泊施設を作っています。
奄美群島における「伝泊」は、2016年に1棟目を立ち上げて以来、
2017年までに奄美大島に四棟、加計呂麻島に2棟を展開中。
今後は徳之島で合計六棟のオープンの準備を進めているそうです。
詳細は公式サイトにて。
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