小豆島の絶景をめぐる旅

「普段の絶景」に出会う撮影ツアー

小豆島にはいわゆる“絶景”に出会える場所があちこちにあります。
ほかでは見られない美しい景色。

先日、小豆島カメラのトークイベントで写真家のMOTOKOさんが、
小豆島にあるそういう景色のことを「普段の絶景」と表現されていましたが、
すごく腑に落ちました。
わざわざ何時間もかけて見に行くんじゃなくて、
普段の暮らしのなかにあったり、すぐそばにあったり。
それが小豆島の絶景。

普段の絶景 in 小豆島。こんなところが暮らしのすぐそばにある。小豆島にある山岳霊場のひとつ〈西の滝 龍水寺〉。

そんな絶景スポットや小豆島ならではの場所を
カメラを持ってめぐる旅が11月上旬に開催されました。
今年で2回目となる〈小豆島撮影ツアー〉。
写真雑誌『PHaT PHOTO』とカメラメーカー〈オリンパス〉の企画で、
私たち小豆島カメラのメンバーもスタッフとして参加しました。

今年で2回目の開催となる〈小豆島撮影ツアー〉。坂手港でお出迎え。

その季節ならではの小豆島を楽しんでもらいたい。
そんな思いで考えた今回の撮影コース。
11月といえば、小豆島はオリーブ収穫シーズンです。
赤紫色に熟したオリーブの実がついているのはこの時期だけなので、
オリーブ畑には行きたいね。
それからこの時期は夕景も美しいから、最近ドラマのロケ地として使われた
城山桜公園内の桜花亭からの夕日も見たいね。
あー、でもやっぱり山岳霊場からの絶景は外せないよね。
そんな感じで、PHaT PHOTOと島で暮らす小豆島カメラのメンバーで企画。

11月といえばオリーブ! 熟したオリーブがなっているのはこの時期限定。

小豆島には八十八ヶ所霊場があり、その中でも岩壁に建つ山岳霊場からの眺めはとても美しい。

西の滝 龍水寺へ向かう長い階段。後ろには瀬戸内海が広がる。

第21話・ 塩屋を愛するひとたちの 文化祭〈しおさい〉

第21話
塩屋を愛するひとたちの文化祭
〈しおさい〉

今週のグレアムさんは、塩屋で開催された
文化祭「しおさい」に参加。
宝の探し場所を入れたボトルをまちのあちこちに隠す
「塩屋宝探し」を企画し、いろんな人に楽しんでもらいました。
文化祭では塩屋を愛するひとたちによる
催しものがほかにもいろいろあったようですよ。

〈自然エネルギーを考える会〉で山の達人に出会う

山ライフを楽しむ日端さんとの出会い

エコビレッジをつくるために、山の土地を買ってはどうだろうか?
そんなアイデアをくれたのは、岩見沢で農家を営む友人、
林宏さんだ(詳しくは連載第1回に)。
秋のはじめに、その林さんに誘われて、岩見沢市内を中心に活動を行う
〈自然エネルギーを考える会〉の会合に参加をさせてもらった。
この会のメンバーは十数名ほど。
市内で自営業を行う人や元教員、農家など、立場はさまざまだが、
自然の恵みを利用しながら、暮らしを豊かなものにしていこうと、
山をフィールドにした活動を行っている。
今日は月に一度の定例会の日で、午前中は運営についての話し合い、
午後はメンバーのひとりである日端義美さんが所有する山で、
ちょうど食べごろになっているアロニアの収穫が行われた。

アロニアは北米原産のベリー系の小果樹。その実は果実酒やジャムなどに使われる。自然エネルギーを考える会の皆さんで手分けして収穫を行った。

ブルーベリーよりもポリフェノールが豊富ということで、アロニアは健康食材として注目されている。ひとつ口に入れたら……。フルーティーな味わいの後にパンチの利いた渋さが! アクをいかに抜くのかが、おいしく食べるコツのようだ。

この会に参加し、日端さんに出会えたことは、本当にありがたいことだった。
山を買ってそこで暮らす! なんて言っても、
実のところアウトドアなんて、これまでほとんど興味はなかったし、
山に水や電気などのインフラを整備するとかなりのお金がかかるようだしで、
「ちょっと難しいかな〜」と腰が引けていたところだったからだ。
日端さんは、岩見沢の上幌地区と宮村地区に、ふたつの山を所有し、
そこで木の実や山菜を採るなど、山ライフを本当にエンジョイしているのだった。

アロニアの収穫のために、この日訪ねたのは、上幌のほうの山だ。
日端さんがこの土地を買ったのは15年前。
当時は、ヨモギなどがおい茂っていたが、草をかきわけ、かきわけ進んでいくと、
見晴らしのよい風景がパッと目に飛び込み、その美しさにほれ込んだという。
そして、その日のうちに購入を決心。
地主さんに、自分がそのとき出せる最大限の金額を提示して、売ってもらった。
その後も、周辺の土地を4回にわけて買い足していって、
現在、その広さは8ヘクタールになる。

自然エネルギーを考える会は、日端さんの所有する山を中心に活動を続けている。

日端さんに、わたしがエコビレッジをつくりたいと思っていること、
山を買いたいと思っていることを話してみると、
すぐに「いい場所があるよ!」と教えてくれた。
日端さんが所有する宮村の山のほど近くに、
約1.5ヘクタールの土地があり、そこには空家もあるという。
なんと、家つきの山!? 
それなら、水も電気もあってインフラ問題は解決か!!
山の日差しのなかで笑顔を浮かべる日端さんは、まるでわたしにとっての“山の神”(!?)。
善は急げ! ということで、さっそく翌朝、
日端さんに山の土地を案内してもらうことにした。

小豆島の仲間とともに船に乗って ササヤマルシェへ

お客さんや出店者、いろいろな出会いがあるマルシェ

11月、過ごしやすい気候のこの時期、各地でいろんなイベントが開かれています。
小豆島でも毎週末のように商業祭や収穫祭などイベント続きです。

この春夏は日々のやることに追われ、あまり外に目を向けずに
ひたすら家や畑で働いていたように思います。
田舎暮しはとにかくやることが多い(笑)。
秋になってもやることに追われているのには変わりないのですが、
自分の半径5メートル以内のことだけじゃなくて、
もう少し外にも目を向けなきゃ! とそんな気持ちがして、
この秋はイベントなどにも時間をつくって参加してみることにしました。

11月最初のイベントは〈ササヤマルシェ〉。
ササヤマルシェは、兵庫県篠山市にある河原町妻入商家群で年に1回開催されています。
4日間にわたって開催され、丹波篠山地域はもちろん、
京阪神や周辺地域から約130店舗が参加。
ちなみに今年で6回目だそうです。
篠山城の城下町として発展したこの地区は、
いまもその趣が残っていてとても美しいところです。
一度行ってみたいなと思っていたので、
今回ササヤマルシェに参加するのがとても楽しみでした。

マルシェには私たちHOMEMAKERS単独ではなく、島の友人たちと出店。
オリーブの木でオリジナルプロダクトをつくってる
〈シマイトシ〉のいのうえただひろくんと、
今年6月にオープンしたカレー屋〈プラージュ〉の
井上憂樹くんとスタッフのめぐちゃんと一緒に、We are from 小豆島!
小豆島のオリーブとカレーとコーヒーとお野菜と。

シマイトシのいのうえくんちで今年収穫してつくったオリーブ新漬け。毎年10月10日に解禁されます。

カブ、いんげん、ショウガなど旬のお野菜を準備。

島外で出店となると、ネックとなるのが旅費交通費。
島から車をフェリーに乗せて行くと往復で約1万円。
そして当初は日帰りで行くつもりだったのですが、
よくよく時間を調べてみると朝イチのフェリーで行ったら間に合わない!
ということで結局前泊。そうなると宿泊費もプラス。
なんだかんだと出費がかさみます。
島外で出店してちゃんと儲けて帰ってくるには
それなりの売上をあげないとだめなんですよね……。
今回は、いろんな人との出会い、マルシェ全体の雰囲気を体験、
ほかの出店者さんがどんなふうにお店を出しているのかの勉強も兼ねて、
ササヤマルシェに向かいました。もちろん商売も!

実りの秋と森のようちえん

イベント盛りだくさんの秋

「おかあさん、おのみちで◯◯したよねぇ。たのしかったよねぇ」
4歳の娘は、智頭に来る前に住んでいた尾道のことを、
ふと思い出して話し始めることがよくある。
私が「そっかー、尾道が好きだったんだねぇ」と言うと、
「うん。でもちづもすきだよ!」と屈託のない表情で答える。
森のようちえんの友だちがいるから。というのが主な理由らしい。

そう、智頭に来てから半年、家族の誰よりも環境に順応し、
毎日をはつらつと過ごしているのは、間違いなく娘だと思う。
最初の頃は、ようちえんでみんなと一緒にいても、
ひとりで行動することが大半だったようだし、
周りがあまり見えていないようなところもあったけど、
最近では、友だちと関わりながら遊ぶことが増えてきて、
困っている子がいると助けに行くようなところもでてきた。

わたしが夏から仕事を始め、お迎えの時間が遅くなったことで
寂しがるかな? と最初は心配したのだけど、
毎日一番最後にお迎えに行っても、落ち着いた様子で待っている。
きっと、彼女にとって、ようちえんが心地よい居場所になったのだな。
「満たされている」という言葉がぴったりな表情を見ながら、
しみじみと思うのであった。

森のようちえんの拠点となっている古民家〈まるたんぼうハウス〉。夕方まで預かり保育の子は、ここでお迎えを待つ。

柿の木に登って得意気。

まるたんぼうハウスから見た夕暮れの空。

ある日のおみやげは、まるたんぼうハウスの近くで採ったイチジク。

秋はようちえん関連のイベントも盛りだくさんで
日々わくわくしながら過ごしている娘を見るのが楽しみでもあった。

秋の入口の快晴の日は、年少組の家族が集うデイキャンプ。
智頭町のお隣、用瀬町の河原にて、バーベキューをしながらのんびり。
お友だちのお父さんがカヌーを持ってきてくださり、子どもたちを順番に乗せてくれた。
水面を滑るように進むカヌーの気持ちよさそうだったこと!
最初は怖がっていた娘も、一度乗ってみたら相当楽しかったようで
満面の笑みで降りてきた。
そのうち友だちと一緒に服を脱いで水に入り始め、
(日差しは強かったけれど、水は冷たい!)
唇がすっかり紫色になるまで出てこなかった。

心地よい河原でのデイキャンプ。

お友だちのお父さんが持ってきてくれたカヌーが大人気。

服を脱いで冷たい水に入り始めた子どもたち。

写真とおいしいもので伝える小豆島

東京で初の〈小豆島カメラ〉写真展開催中!

島の友人たちとともに、島での暮らしを撮影し発信している〈小豆島カメラ〉の活動。
ちょうど2年前に動き始めて、チームを結成したのがその3か月後。
2014年4月からは毎日小豆島のいまの写真を発信してきて、
あっというまに1年半が過ぎました。

そして今年の秋、初の東京進出!(笑)
小豆島カメラの写真展をオリンパスプラザ東京で開催することになりました。

小豆島カメラ、東京での初の写真展開催。

写真展のオープニングイベントとしてトークとマーケットを開催。

10月23日から写真展が始まり、その翌日10月24日にオープニングイベントとして、
トークイベントと〈小豆島食べたいMarket〉を行いました。
当日は小豆島カメラメンバー4人と、マーケット担当として
HOMEMAKERSも一緒に朝イチのフェリーに乗っていざ東京へ!

小豆島と東京。近いようで遠い。一番速い移動手段は飛行機で、
去年くらいから成田空港と高松空港をLCCが結ぶようになり、
時間があえばそれを利用するのがコスト的にも時間的にもベスト。
その日は14時からトークイベントが予定されていたのですが、
朝5時半発のフェリーに乗って、新幹線を利用して、新宿についたのがお昼過ぎ。
移動だけでまるっと半日かかります。
ま、でも半日移動すると時間の流れも風景もまったく違う別世界です。

島からオリーブの枝を持って電車に乗り込みました。

岡山から東京まで新幹線でまるっと3時間。

家族のことを見つめ直す旅

心の穏やかさを取り戻せた体験

この夏、もっとも思い出深かった体験について、今回は書いてみたい。
その体験とは、北海道の南西部・虻田郡豊浦町にある
〈いずみの学校〉のサマースクールに参加したことだ。
この学校では、幼年から高校までシュタイナー教育を実践している。
前回の連載で紹介した〈ひびきの村〉と、もともと母体は同じだが、
大人の学びの場がひびきの村、
子どもの学びの場がいずみの学校と分かれて現在に至っている。
毎年夏休みを利用してサマースクールを開講しており、
子どもたちの学びを大人が体験できるプログラムも用意されていた。
わたしの長男が現在5歳。
そろそろ進学のことも考える時期となり、
3日間の〈大人の教育体験プログラム〉を受講した。

エコビレッジづくりの奮闘記を連載するこの記事で、
サマースクールのことを取り上げるのは、横道にそれると思われる方もいるだろう。
確かにそうかもしれない。ただ、前回連載で語ったように、
コミュニティをつくろうとしておきながら、
わたしの家ではいつでも争いが起こっていて、
人間的成長をしているのか? と問われれば、答えはノー。
夫には、わたしがエコビレッジをやりたいという以前に、
人間として問題があると指摘される始末(怒)。
ついつい、夫のほうが悪いんだ! と言い返したくなるが、
エコビレッジで共同生活をやっていこうと思っているのに、
家庭が平穏でなくてどうする? とちょっぴり不安も……。
頭ではわかっているつもりでも、いままでは行動がともなっていなかったのだが、
このサマースクールを受講したことにより、思いがけず自分の心に変化が訪れたのだ。

高台にあるいずみの学校。閉校になった校舎を2008年から活用している。

いずみの学校は、豊浦の噴火湾の近くにある。ホタテの養殖がさかんなほか、イチゴの栽培や養豚も行われ、海の幸山の幸に恵まれた場所。

片道交通費負担も! 広島県で移住促進イベント 「広島小商いメッセ in 海の街・山の街」開催

地方活性化を考える上でいまや重要になった、「小商い」(こあきない)というキーワード。
実は広島県は、移住してきた若者による小商いが盛んなところ。
尾道を始めとした瀬戸内の島々や、なだらかな中国山地の山間などで、
空き家をリノベーションしたおしゃれなお店が
多くの観光客を引き寄せ、地域活性化に貢献しているんです。

夏の「広島小商いメッセ」in東京の様子

そんな小商い先進県の広島県が、
広島での小商い活動の機会を提供し、広島らしいライフスタイルを体験する
イベント「広島小商いメッセin海の街・山の街」を初開催します!
会場は海の街編が呉市豊町御手洗地区、山の街編が府中市上下町。
歴史的文化遺産を活用したプロジェクトやキーマンの活躍で、
移住者の受け皿づくりが進んでいるところです。

イベントプロデューサーは、小商いを通じたライフスタイルの提唱者であり、
旅する本屋・放浪書房の富永浩通さん。
広島県に県内約50名、県外約16名の「小商い」実践者が集結し、
手作り雑貨や古本の販売、地域ゆかりの多彩なイベントを開催します。
東京圏在住の方は、片道の旅費を負担してもらえる「片道交通費支援制度」が
利用できるとのこと!
※詳細についてはひろしま暮らしサポートセンターへご連絡を。

御手洗のみかん畑

御手洗の「常磐通り」

まず第一弾の「広島小商いメッセin海の街」は、
2015年11月6日(金)から8日(日)まで。
会場は呉市豊町の御手洗(みたらい)地区。
小さな屋台村に古本市、トークイベント、パフォーマンス、ワークショップ、
映画上映などのイベントが盛りだくさん。
地元御手洗の「重伝建を考える会」や呉市の「くれブックストリート実行委員会」、
広島市の「ひろしまきもの遊び」、「やおよろづプロジェクト」が協力・出店します。
広島県呉市に移住し、江戸時代の船宿を改修したカフェを拠点に
地方移住のモデルづくりに取り組む井上明さんも参加。

御手洗移住者、井上明さん

文字に文字展、島で生まれる新たな文字!

島にまつわる文字のデザイン

「深夜特急のロゴを描いている人が移住してくるらしいよ」
学生の頃に読んだ小説『深夜特急』、その内容はもちろん
表紙のイメージもいまだにすごく記憶に残っています。
そんな方が小豆島に来るんだ、すごいなーと思っていたのが、かれこれ2年前くらい。

装丁家・グラフィックデザイナーである平野甲賀さんと奥さまの公子さんが
小豆島に移住されてきたのは1年半前。
何度かお会いする機会があり、話していてとてもおもしろくてすてきな方たちです。

その平野甲賀さんとフォントデザイナー鳥海修さん、ヨコカクさんによる展覧会
〈文字に文字展〉が、先日小豆島の醤油会館で開催されていました。
醤油会館は、醤油蔵が建ち並ぶ馬木(うまき)地区にある
コンクリート2階建ての建物で、瀬戸内国際芸術祭をきっかけに、
イベントや小さな展示会が開催されるようになった場所。
静かにひっそりと建つ、でも存在感のある、そんな建物です。

小豆島・馬木地区にある醤油会館。昭和初期に建てられたそう。

裏は竹林になっていて、竹越しにみる醤油会館も美しい。

醤油会館エントランス。公子さん(写真右側)と一緒に。

小豆島ではおもしろそうな展覧会やアートイベントが頻繁に開催されています。
〈文字に文字展〉もそんな展覧会のひとつ。
これは行きそびれるわけにはいかない! と思い、とある日曜日に訪れました。

建物の中に入ると、そこには文字にまつわるさまざまな展示が!
まずは、甲賀さんの文字。
なんともいえないこの独特の文字。
幅90センチ、長さ115センチの阿波和紙に印刷された巨大な文字。
ひとつの文字にいろんな思いが込められているようで、
それを想像するのがとても楽しい。

文字にまつわるさまざまな展示がされていました。

平野甲賀さんの文字。ひとつひとつの字に見入ってしまう。

フォントデザイナー、ヨコカクさんが小豆島で集められた文字。

〈こうぜい〉というフォントと窓から見える竹林がいい雰囲気。

町屋を使ったイベント 「ササヤマルシェ」、 江戸時代の風情が残る 兵庫県篠山市で開催!

兵庫県の大体真ん中くらいに位置する篠山市。
江戸時代の風情が残る、情緒溢れる城下町です。
最近は古民家を活かしたお店も増えてきています。
この篠山を舞台に開催される、大人気の
マルシェイベント「ササヤマルシェ」が今年も開催!
2015年10月31日(土)より11月3日(火祝)にかけて、
丹波篠山地域や、京阪神、周辺地域の
作家さんや農家さん、お店やブランドなど
約130のお店が出店します。

風情のあるまちなみが魅力

今年出店されるのは、
新たに居を移し、来年篠山で開業する店舗や作家さんを中心に
篠山と縁のある人気セレクトショップBEAMS fennicaや
URBAN RESEARCH DOORSなどなど、、。

第20話・塩屋を ほのぼのサイクリング

第20話
塩屋をほのぼのサイクリング

神戸の塩屋で暮らすグレアムさんが、
自転車で散歩におでかけ。神戸は坂のおおいところ。
塩屋も坂がいっぱいあって、上り坂はちょっと大変。
でも丘の上からの眺めは最高なんだそう。
今週もすてきな出会いがあったみたいですよ。

地区運動会と秋まつり

地域の行事に参加するということ

お彼岸のころから10月にかけては、それまでの雨続きの日々から
うって変わって爽やかな晴天に恵まれる日が多かった。
朝晩はぐっと冷え込むようになり、早くもヒーターを使わなければ
「寒い!」と感じる日が増えてきた。

実りの秋は忙しい季節。
地域のイベントもなにかと多い。

秋晴れに恵まれた週末、住んでいる地区の大運動会があった。
運動会の前日、台所の窓から外を見ると、会場である隣の旧小学校に
こんなゲートができていて、微笑ましい気持ちに。

旧小学校の入口に設けられたゲート。

尾道に住んでいた頃も地域の運動会があったけど、
勝敗を競うというより、競技ごとに参加賞(日用品など)をもらいつつ
ゆるやかに楽しむという雰囲気だったので、そういう感じをイメージしていたところ……
意外に本気度が高くて驚いたのであった。

入場行進。集落ごとの旗や優勝旗がはためく。

長縄跳び。得点種目ではなかったけれど、皆真剣。

集落対抗だったが、若手の多い集落はやっぱり強い。
私たちの集落は、四十路の私でも若いほう……。
運動にまったく自信のないわたしは、
婦人会の着ぐるみリレーでまさかのアンカーになり
5位だったところを抜かれて最下位でゴール。
綱引きでも、非力さからまったく貢献できず、
申し訳ない気持ちになったのであった……。

近所のおじいちゃんに抱っこされながら観戦する息子。

小豆島のおいしいつながり カフェ〈タコのまくら〉

海風が気持ちいい、居心地のいいカフェ

ここ2、3年の間、小豆島では新しいカフェやパン屋、カレー屋さんなど
おいしいごはんを食べられるお店がぽつりぽつりとオープンしています。
日々新しいお店が開店し、既存のお店が閉店なんてことが当たり前の都会と比べたら、
その数は知れてますが、それでも人口が減りつつあるこの狭い島の中で、
ぽつぽつとでも新しいお店が生まれているのはすごいことだよなぁと思います。

オープンしたお店のなかには友人がオープンしたところも何軒かあります。
ちなみに私たちHOMEMAKERSがカフェをオープンしたのも1年半前。
狭い島の中ではお店の人同士が知り合いの場合も多く、お互いのお店を行ったり来たり。
そんなわけで、「小豆島のおいしいつながり」と題して、
最近小豆島にできた新しいお店を訪ねてみようと思います。

第1回目は、小豆島の池田地区にある、海の見えるカフェ〈タコのまくら〉さん。
海の見えるカフェというか、海が目の前にあるカフェというほうが
しっくりくるんじゃないかと思うくらい、もうほんとにすぐそこが海です。
海が見えない集落で暮らしている私にとって、
それだけでうらやましくて、行きたくなるカフェ。

カフェのすぐ目の前はきらきら光る瀬戸内海。

のどかーな雰囲気です。

仲間とともに約6年かけて古民家を改修したお店。

流木でつくられた看板。こういう感じがすごくいい。

タコのまくらは、シーカヤックや島歩きなどのガイドツアーをしている
自然舎(じねんしゃ)〉さんが営んでいます。
自然舎の代表、やまちゃん(山本貴道さん)は、島生まれ島育ち。
一度は島を離れ、奥多摩や小笠原諸島で
生物の調査・研究をしていたというおもしろい経歴の持ち主。
自然舎さんのことは、私は移住する前から知っていて、
島では気になるな~会いたいな~と思っている人と、
いつの間にか知り合いになっていくのですが、
やまちゃんともいつの間にか知り合いに。

そのやまちゃんが、自然舎のスタッフや仲間たちとともに
約6年をかけて改築した古民家カフェ。それがタコのまくら。
きっと島中のみんなからいつオープンするの? いつできるの? 
と何度も聞かれたと思いますが、ようやく2014年11月にオープンしました。

みんなで暮らすって、どういうこと?

シュタイナー哲学の学びの場へ

この夏の目標は、エコビレッジのようなコミュニティづくりを
すでに実践している先輩たちに会って、自分がつくりたい“村”の構想を
もっとハッキリさせていくことだった。
ということで、どーんと休みをとって(といっても10日間だけれど)、
向かった先は北海道の南西部の伊達市。
前回の連載では、洞爺湖にあるカフェ〈ちゃいはな〉の
渡部大輔さんの自給自足的な暮らしを紹介したが、
今回は伊達の〈ひびきの村〉での体験を綴っていきたい。

ひびきの村とは、ルドルフ・シュタイナーの哲学をさまざまな角度から学ぶ
〈ミカエルカレッジ〉という年間コースの講座を行い、
敷地内にはシェアハウスやゲストハウスも設けられた施設だ。
昨年、一度、ここを見学させてもらったことがあったが、
そのロケーションの美しさには、心底感動するものがあった。
小高い丘の上にメインホールが建ち、そのほかの建物が広々とした草原の中に点在する。
その奥には有珠山や昭和新山がそびえ、はるか遠くには海も見える。
ああー、こんな場所に、エコビレッジを建てられたら
どんなにすばらしいだろうと、しばしうっとり。
そのときは2時間ほどしか滞在できなかったこともあり、
今回ひびきの村のゲストハウスを10日間借りて、じっくりこの村を体験することにした。

〈ひびきの村〉の敷地は本当に広い。小高い丘の中心に立つのがメインホール。そのほか、ファームやキャンプ場、林を散策できる遊歩道などもある。

メインホールに向かって左に目を向けると、幼児保育の場〈フォレストベイ・ナーサリースクール〉がある。その奥には昭和新山(写真右)と有珠山(写真左)も見える。

わたしがまず興味があったのは、ここがシュタイナーの哲学の学びの場であることだ。
その哲学とは、オーストリア出身の思想家
ルドルフ・シュタイナーが創始した人智学のこと。
この学問は、教育、芸術、医学、農業など、あらゆる分野におよんでいて、
物質的なものだけでなく“目に見えない世界”の領域にも踏み込み、
座学以外にも体験や実践を通じて学びを深めていくというものだ。
特に教育の分野で広く知られており、芸術的要素をふんだんにとり入れた
シュタイナー教育は、“自由への教育”とも呼ばれている。

こうしたシュタイナーの哲学をとり入れた場は世界各地にあり、
その中には人々が共同生活を送るキャンプヒルというコミュニティも営まれている。
エコビレッジにもさまざまなタイプがあるが、
シュタイナーのような思想的に寄り添える柱を持っていることは、
人々を結びつける重要な鍵となるのではないか?
そんな想いもあって、今回は、ひびきの村に住む皆さんに話をうかがうことにした。

10年に一度、町全体で太鼓まつり

地区によって違う、さまざまな太鼓

小豆島には現在ふたつの町があります。
小豆島町と土庄(とのしょう)町。
ちょうど島を斜めに半分に分けたような感じで、
北西側にあるのが土庄町、南東側にあるのが小豆島町です。
人口も同じくらいでそれぞれ14,000人ほど。
ちなみに豊島美術館などがあるお隣の島、豊島(てしま)は土庄町だったりします。

昔々は村だったのが合併して町となり市となり、
行政区はどんどん大きくなっていきます。
小豆島も昔はもっと細かな村に分かれていました。
私たち家族が暮らしているのは土庄町のほうなのですが、
土庄町がほぼ現在の広さになったのは昭和30年。
別々だった複数の村がひとつの町になって60年、
今年からはいよいよ小学校も合併しひとつになりました。
少し寂しい感じですが、人口の減少とともに、学校や病院など
いろいろな施設やサービスの数が減っていっているのがいまの島の現状です。

ただ、そんななかでもかたちを変えつつずっと続いているものもあります。
そのひとつが、小豆島の秋の奉納太鼓まつり!

今年は町の合併60周年ということで、
普段は別々で行われている3つの八幡神社の太鼓台が勢揃いした
土庄町合併60周年記念〈太鼓まつり〉が開催されました。
50周年記念のとき以来の開催で10年ぶりだそうです。

土庄町合併60周年を祝って開催された太鼓まつり。

富丘八幡神社の馬場に集まった27台の太鼓台。

合併60周年記念の新しいバチで太鼓をたたく。

秋の山感日

それぞれのペースで進む

9月に入ってから、すっかり秋本番? と思うほど涼しくなった。
台風の影響もあり、梅雨のような雨続きの日々。
朝晩は寒いほどで、毛布と掛け布団を引っ張り出した。

先日、森のようちえんの、秋の「参観日」ならぬ「山感日」があった。
父母・祖父母が、子どもたちと一緒に自然を楽しむ1日だ。
わたしもお休みをもらって、久しぶりに子どもたちと森へ。
この日のフィールドは、森のようちえんの代表・西村早栄子さんの持ち山、
通称「西村山」。

朝、10時に西村山の近くの駐車場に集合すると、スタッフから1日の流れの説明。
「11時くらいに西村山の広場で朝の会をするので、それぞれ自由に向かってください。
そのあとお昼ごはんを食べて、昼過ぎから相撲大会を始めましょう」
という感じで、皆それぞれのペースで森への道を歩き始める。

森へ歩き始めた子どもたち。田んぼの脇には、小さな花がたくさん。

駐車場から西村山の広場までは、普通に歩いたら10〜15分。
1時間あれば十分すぎるように思えるけれども、そんなことは決してない。
娘は、途中で合流した年中のKちゃんと、田んぼの脇で花を摘み始めた。
遠くから見ると全然わからないけれど、近づいてよく見ると、
いろんな種類の小さな野花があちこちにひっそりと咲いている。
ふたりとも、新しい花を見つけてはうれしそうに摘み、
手の中に色とりどりのブーケをつくっていく。

年中のKちゃんがつくったブーケ。

そんなことをしながら、服にひっつく葉っぱを採って人にくっつけて遊んだり、
山際になっている実を採って食べたり、森に入るとキノコを観察したり。
とにかく、ひとつひとつにじっくり時間を費やすので、なかなか前に進まない。
まわりにちらほら見えていたお友だち達の姿はもう見えず
すでに西村山に行ってしまったようだった。
ようやく半分くらい歩いたかな……というところで時計を見ると
朝の会が始まる11時まであと5分。
全然間に合わないよ!(笑)

お姉ちゃんたちに、葉っぱをくっつけられた息子。

Kちゃんが「食べられるよ」と教えてくれた実。

草むらでひたすら花や実を摘む。

小豆島・三都半島でアートを楽しみ海を感じる

海のそばで展開するアートプロジェクト

瀬戸内海の島々を舞台に3年に1度開催される〈瀬戸内国際芸術祭〉(以下、瀬戸芸)。
私たちが小豆島に引っ越してきた翌年2013年に2回目が開催されました。
そしてあっというまに3年が過ぎ、3回目となる瀬戸芸が来年3月から開催されます。
もう半年後です。

小豆島は、この瀬戸芸のおかげでアートの島としても
知られるようになったんじゃないかなと思います。
寒霞渓やエンジェルロードといったいわゆる観光スポットに加えて、
常設されているアートを見に行かれる旅行者の方が増えました。
いままでほとんど人が行かなかったようなところにも、
アートをきっかけに人が行くようになったり。
数年前にはなかった人の動きが生まれたように感じます。

そして瀬戸芸以外でも、新たな作品が制作され、アートイベントが行われています。
この9~10月にも、小豆島の三都(みと)半島という地区で、
三都半島アートプロジェクト2015〈潮耳荘(しおみみそう)〉が開催されていました。

三都半島に入っていく道。この道の先に海が広がる感じがとても好き。

〈潮耳荘〉ののぼりがあちこちにありました。

吉野地区の休耕地にある巨大な《泥足》、久保寛子さん作。

吉田夏奈さんの《プルメリアボール》。旧瓦倉庫の中にあります。

三都半島は、小豆島のちょうど真ん中あたりから南に突き出している半島。
実はこの三都半島を拠点に、2009年から
小豆島アーティスト・イン・レジデンスの取り組みが行われていて、
毎年いろいろなアーティストの方が滞在して、
地域の人とコミュニケーションをとりながら作品を制作されています。
昨年からは、広島市立大学芸術学部の皆さんがアート活動を展開されており、
今年の潮耳荘はその2年目にあたるそうです。

粕谷優さんの《recording medium》。三都半島に実際に生えている切り株をモデルに、小豆島に関する紙で制作。

第19話・“出張編” グレアムさんの東京日記。

第19話
今回は“出張編”。
グレアムさんの東京日記

いつも神戸から楽しいコミック・エッセイを届けてくれるグレアムさん。
今週は特別編の、「グレアムさんの東京日記」をお届けします!
先月のシルバーウィークに「THE TOKYO ART BOOK FAIR」のために
東京を訪れたグレアムさん。
グレアムさん目線でオススメする、アートブックストアや
とんかつやさんをご紹介!

小さな農村には日本の美しい秋がある

おいしい秋、美しい景色

栗に柿にさつまいも!
今年もきました、おいしい季節、秋。

私たちが暮らしているのは、小豆島の真ん中にある肥土山(ひとやま)という農村です。
農村で暮らしていると、季節の移り変わりをとてもよく感じます。
風景、食べ物、虫の鳴き声、空気、すべてが季節とともに変わっていきます。

薄紫色の小さな花、シオン。毎年この時期に咲きます。

柿〜。いたるところに柿〜。

しその花。しそはこの時期に種を落とし、また来年同じ場所にたくさん生えてきます。

日が暮れるのが早くなり、朝夕に肌寒さを感じ始めるこの時期は、
特に季節が変わっていくのをよく感じる気がします。
だいぶ涼しくなったなーと思う頃、にょきにょきと姿をあらわすのが彼岸花。
畑や田んぼのあぜ道に毎年決まったこの時期(お彼岸の頃)に花を咲かせます。
彼岸花の球根には毒があり、モグラやネズミよけのために
昔は田んぼのあぜ道などに植えたと言われています。
黄金色の田んぼと真っ赤な彼岸花のコントラストはとても美しい。

肥土山のおとなりの集落、中山の景色。

田んぼのあぜ道に咲く彼岸花。

そしてなんといってもこの季節に心躍るのは食!
どんな季節にもおいしいものはありますが、なぜか収穫というと秋のイメージ。
日本人にとって主食であるお米の収穫が秋だからかな。

自給自足の道を探って

エコロジカルな暮らしを実践する先輩に会いに

エコビレッジをつくるために、この1か月ほど山の土地購入を考えていたわけだが、
調べていくにつれ、山を切り開いて暮らすのは、そう簡単ではないことがわかってきた。
山を買うという可能性は探りつつも、ほかにも土地を探す方法があるんじゃないか?
実際にエコロジカルな暮らしを実践している人たちは、
どうやって自分のやりたいことをかたちにしているのだろうか?
北海道で活動をする先輩たちに会って、土地探しのヒントと暮らしの知恵を学びたい。
そんな思いから、いままでは、仕事が忙しくてなかなか行く機会がなかった場所へ、
この夏思い切って出かけてみることにした(会社も辞めたことだし!)。

わが家から車を3時間ほど走らせ向かった先は、
北海道の南側に位置し比較的温暖な気候の洞爺湖。
海もあり湖も広がる開放感あふれる土地だ。
この洞爺湖の湖畔にあるカフェ〈ちゃいはな〉は、
いつか訪ねてみたいと思っていた場所のひとつ。
ちゃいはなの敷地には、カフェ兼住居の平屋が建ち、
裏には畑、そのほか駐車場もあり、申し分ない広さといえる。
カフェを営む渡部大輔さんは、11年前にこの地にやってきて、
自給自足的な暮らしを始めたという。
今日は、渡部さんに、この土地を見つけたきっかけと、
どのように自給自足をしているのかを教えてもらいたくて訪ねることにした。

洞爺湖は北海道の観光地として有名な場所。温泉街のほど近くにカフェ〈ちゃいはな〉はある。

ちゃいはなの道路を挟んで向かいには洞爺湖が広がる。美しい湖面にしばし見とれる。

お話をうかがった渡部大輔さん。「自給自足は楽しく、気持ちがいい」と語ってくれた。

渡部さんは、若いころ旅人だった。
20代は世界各国をめぐり、タイ、アメリカ、
オーストラリアに1年以上住んだこともある。
それは「日本の社会になじめず、日本を捨てる覚悟」の旅だったという。
そんな渡部さんが、洞爺湖で暮らし始めたきっかけは、子どもができたことだった。
「自給自足的に生きていきたいと思っていたときに、ここを見つけました。
子育てもゆっくりできるし、気に入った」

渡部さんの場所探しは、ネットに頼らず現場主義。
北海道の中でも札幌より南に住んでみたいと考え、
何か月も車を走らせていったそうだ(さすが旅人!)。
そして、あるとき洞爺湖畔の道を運転していたとき
「あ、ここいいかも!」というインスピレーションがわき、
同時に「これは!」と思う空家に遭遇。
さっそく家の持ち主を近所の人に教えてもらい、ここに住みたいとかけあった。
粘り強い交渉が功を奏し、念願かなって、この地で暮らすことになったそうだ。

まさに運命の出会いだが、築80年の家は、“お化け屋敷”のような状態だったという。
「コウモリも住んでいたんですよ。裸足で歩けるような状態じゃなくて、
家の中にテントを張って暮らし、少しずつ修繕をしていきました」
家だけでなく駐車場や畑をつくる土地もたっぷりあって、
賃貸料は月2万(ただし大家さんの土地の草刈りを手伝っているので、その半額)。
自給自足を目指しつつ、収入もいくらかは必要なことから、
ここでカフェを始めることにした。

3万4000人のキャンドルナイト in 小豆島

島のみんなでつくりあげるイベント

数千個のキャンドルが並べられた幻想的な景色。
今年は、小豆島ふるさと村で
〈3万4000人のキャンドルナイト in 小豆島〉が開催されました。

このキャンドルナイトは、2008年から行われています。
地元商工会青年部や青年会議所、その他婦人会や老人会、各地区の自治会など
ほんとに多くの人たちが関わっていて、まさに島のみんなでつくりあげているイベント。
今年で8年目。1年で2回開催したこともあり、今回で10回目の開催だそうです。

今年で10回目の開催となる〈3万4000人のキャンドルナイト in 小豆島〉。

今年は小豆島ふるさと村のファミリープールで開催。

毎年いろんな場所で開催していて、普段なかなか行かない場所も
こういうイベントが足を運ぶいいきっかけになります。
ちなみに今年は小豆島ふるさと村内にあるファミリープール、
去年は富丘八幡神社でした。

去年(2014年)は富丘八幡神社で。桟敷がキャンドルの灯りでとても美しかった。

なかなか夕暮れ時に行くことはない場所。キャンドルの灯りをたよりに歩きます。

キャンドルナイトで使われているキャンドルは、一度使われたロウソクを再生したもの。
小豆島には八十八ヶ所霊場があり、それぞれのお寺でたくさんのロウソクが使用されます。
その使用済みのロウソクを集めて、溶かして、また新しいロウソクをつくるのは、
ひとつならそんなに難しくもないかもしれませんが、
何千個にもなるととても大変だと思います。
自治会や婦人会などの皆さんの手も借りて、毎年再生しているそうです。

ご近所さんとのこと

あたたかいご近所さんたち

ガラガラ~。
下の子の授乳などをしていると突然玄関の引き戸が開いて、
近所のおじいちゃんやおばあちゃんが立っている。
手にはたくさんの野菜や果物。
こちらに来てからの、日常風景だ。

最初のころは玄関が急に開くたびに驚いていたが、
最近ではずいぶん慣れてきた。
じゃがいも、玉ねぎ、にんじん、トマト、キュウリ、
なす、かぼちゃ、ピーマン、甘長とうがらし、ゴーヤー……
そのときどきに、おうちの畑で採れたばかりの野菜をどっさり、
食べきれないから……と言って分けてくださる。

いただいた野菜。じゃがいもを箱いっぱいいただくことも。

春に智頭に引っ越してきてから、定住する家を探しつつ
町営の“移住おためし住宅”に住んでいるのだが、
ご近所さんはとても親切で、そのおかげで
初めてのまちでも不安を感じることなく暮らせている。
地域のことをいろいろと教えてくださるのはもちろん、
雨が降りだすと、洗濯物が濡れないように知らせてくれたり、
はたまた外出中に雨が降ると、洗濯物をとり込んでくれたり!
子どものこともとてもかわいがってくれて、
娘に「ちょっとうちに遊びに来るか?」と、
ごく自然に手を引いて、家に連れていってくださることもある。

こんなこともあった。
ある朝、娘を森のようちえんの集合場所に送っていこうと車に乗ったら、
なぜかエンジンがかからない。
ちょうど前の家のおじいちゃんが外にいて、
娘が「くるまがうごかないのー!」と言うと、
車に詳しい息子さんと一緒に来てくださった。
いろいろ試みるも、やはり原因がわからず、
ああでもないこうでもないとやっていたら、
すっかりようちえんの集合時間が過ぎてしまった。
すると、息子さんが車を出してくださり、
フィールド(活動場所の森)に、直接送っていただくことに!
おかげで無事に、娘を送り届けることができた。

家に戻ると、今度は、何軒か先に住んでいるおじいちゃんを連れてきてくれた。
聞けば、我が家の車と同じ車種に乗っているという。
おじいちゃんがハンドルを強く回しながらエンジンをかけると、
一発でエンジンがかかった!(原因はハンドルロックだった)
車が動かないことで、今日はようちえん休むしかないかな……
JAFを呼ばないといけないな……などと考えていたわたしは、
ご近所の力でそれらがすべて解決してしまったことに感激だった。

移住おためし住宅の庭にて。登園前に花を摘む。

家の玄関や窓や物干竿には、いつも小さなお客さんが。

夏は、地区の行事もいろいろとあった。
7月には集落の夕涼み会。
広場に椅子とブルーシートが用意され、
住民の方々が焼きそば、焼き鳥、かき氷、ビールなどを売る。
小さなステージでは、皆が順番にカラオケを歌う。
集落にはまだまだ面識のない方もいるので、
最初、わたしたちが会場に着くと、
「あれは誰?」という視線が注がれたが、
会の最初のほうで、我が家を紹介してくださり
その後はいろんな方が親切に話しかけてくださった。
娘は駐在さん一家のところに入りびたって遊んでもらい、
息子は抱っこしてくれたおじいちゃんの腕で熟睡。
また、新しい住人はカラオケを歌うのがお決まりで
わたしは夫が勝手に入れた「天城越え」を十何年ぶりかに歌うことに……。
ともあれ、いろんな方と交流ができて、楽しい会だった。
8月には集落のさらに小さな単位、“班”の夕涼み会もあり
バーベキューを囲みながら、ご近所さんと歓談した。

夕涼み会に向かう道。用水路から水を引き込んだ池に鯉がいた。

集落の夕涼み会。小さなステージでカラオケを歌う。

600もの島がある長崎県。 「長崎新聞」の配達ルートを データと映像で表現した 「The Way」

長崎県には、なんと約600もの島があります。
そんな島づくしの長崎では、どうやって各家庭に
新聞を配達しているのでしょうか、、、?

このたび公開されたプロジェクト「The Way」は、
そんな長崎県の「長崎新聞」がどうやって県内各地に
配達されていくかをデータで明らかにしたもの。
総勢2,285名にのぼる長崎新聞配達員にGPS受信機を配布。
印刷センターで印刷された新聞が、
県内各地の配達店に配送され、そこから個人のお宅に配達されていくさまを、
MAPを自由に閲覧できる「プロジェクト特設サイト」と、
「ドキュメンタリームービー」で表現しました。
総販売センター数148店、GPS使用台数150台、
そしてデータ計測期間40日を費やした、
データのアニメーションと美しい映像によるムービーは必見です!

ドキュメンタリームービーの撮影は、
海外からも注目を集める映像作家、永川優樹。
長崎新聞配達員の日々の営みに密着した、臨場感あふれる映像です。

島暮らし歴もうすぐ3年、少し離れて島を見る

まだまだある、行ったことのないところ

9月に入ってから小豆島は雨続きですが、
そんな雨の合間をぬって、久々に島内ドライブ。
ビーチコーミング&ピクニックをしにいこうと、島の北側の海岸に向かいました。

ビーチコーミングは、その名の通り、貝がらやシーグラス、石、流木など
海岸に流れ着いたいろんなものを拾い集めること。
私たち家族の共通の趣味。
そしてピクニックといっても全然たいしたものじゃなくて、
おにぎり、家にある残りものの惣菜とお菓子を詰めて、
温かいミルクティを入れて、とかそれくらいの感じ。
どうせ出かけるなら、お昼ごはんもそこで食べようと。

ビーチコーミング。浜辺に落ちているものを拾い集める。

島で暮らしていると、ついつい日々の生活、仕事が優先されてしまって、
島で遊ぶ、休むということを忘れてしまいがち。
それってとてももったいない。
海も山もすぐ近くにあるこんなにすばらしい場所で暮らしていて、
その良さを感じずに日々のやることにいっぱいいっぱいなんて……。
忙しかった夏があっという間に終わり、そんな風に思い、その日は出かけました。

島にはいいビーチがたくさんある。

子どもは海に行くだけでいきいきと元気になる気がする。

まず向かったのは、田井浜ビーチ。
夏は海水浴場&キャンプ場として使われています。
あいにくの天気で風も強く、瀬戸内海にしては珍しく波がザブーンザブーン。
お昼ごはんを食べて早々に海岸を歩いてなんかいいもの探し。
パッと見、何もなさそうな砂浜、じっと見ながら歩くと
そこにはいろんなものがあります。
島の中でもビーチの雰囲気は全然違って、そこに流れ着くものも違う。
島には何か所も海岸があって、島で3年暮らしていても、
まだ行ったことないところがたくさんあるので、それこそ飽きない。
ま、同じ海岸に何度行っても飽きないのですが。

この日はあいにくの天気。珍しくザブーンと打ち寄せる波。

島の北側にある田井浜ビーチ。

夏はキャンプ場としても使われているそう。

海辺の家。庭の大きな木と船がすてきだった。