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「Dokkieドッキ—」レシピ公開!
お菓子づくり考古学者、
ヤミラさんの土器そっくりクッキー

コロカルニュース

posted:2014.11.13   from:神奈川県横浜市  genre:食・グルメ

〈 コロカルニュース&この企画は… 〉  全国各地の時事ネタから面白情報まで。
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writer profile

Akiko Saito

齋藤あきこ

さいとう・あきこ●宮城県出身。図書館司書を志していたが、“これからはインターネットが来る”と神の啓示を受けて上京。青山ブックセンター六本木店書店員などを経て現在フリーランスのライター/エディター。

2014年11月3日、横浜市歴史博物館のイベント「土器を食べちゃえ!」にて
試食配布された、あるクッキーが話題になりました。

そのモチーフは、古代の人の暮らしを伝える「土器」なのですが、
クッキーと土器を並べると、どっちがどっちか、わからないくらいそっくり! 
「お菓子づくり考古学」というユニークな活動を
されているヤミラさんの手作りクッキーです。

先日、この楽しい土器クッキーのレシピが
cookpadにて一般公開されました!
縄文土器や弥生土器のかけらにそっくりなクッキーが作れます。
丁寧な説明なので、初心者でもチャレンジしやすいスグレモノレシピ。
ということで、上手に作るコツなどをヤミラさんに聞いてみました。

ーーお菓子の作品はいつから作り始めましたか?

大学院で考古学を専門的に研究していました。
個人的に作り始めたのは6年前くらいからです。
ネット上で公にし始めたのは約3年前からですね。

ーー考古学の魅力って何ですか?

特に古い時代のことですが、みんなが自由に空想したり、
考古学をテーマに遊んだりできる余地があるところだと思います。
考古学的に発掘調査された実物の証拠がある一方で、
自由に空想も出来るところが一番の魅力だと思います。

クッキーのほかにも、さまざまな切り口のお菓子で考古学を紹介!

ーー土器クッキーを上手に作るコツは?

実物をよく観察することや、実物に愛情をもつことでしょうか。
わたしは弥生土器を研究していたので、
弥生式ドッキ―を作っている時が一番真剣になります!

ーー土器クッキーにはどんな思いが込められていますか?

遺跡から出てくる土器などの出土品が、文字通り地域の「お土産」になって、
地域の人が愛着をもってくれる「顔」のような存在になったらいいなと思っています。
そのために、お菓子というひとつの表現手法を発信していきたいんです。
また、専門家だけではなくて、もっといろいろな方の目線で、
考古学の魅力的な部分を見つけてもらえるような自由な
つながりを作れる活動が出来たらいいなと思っています。

ヤミラさんは、cookpadで公開したレシピで作ったクッキーの写真を大募集中。
というのも、製作中のWebサイト「ドッキ—・ポータル」にて、
みなさんの作ったドッキ—を集めて、
全国ご当地ドッキ—MAPを作りたいと思っているのだそう!
詳細はcookpadレシピをご参照ください。

■土器型クッキー「Dokkieドッキ—」レシピ

■ヤミラさんTumblr

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