〈KIHARA TOKYO〉が 東京・奥渋谷にオープン! 有田焼・波佐見焼の新発信地
人気の器ブランドのショップ&ギャラリー
渋谷や原宿の喧噪からほどよく離れ、感度の高いクリエイターらに人気の奥渋谷に、
また新たなスポットが誕生しました。
磁器発祥の地・有田を拠点とする産地商社キハラが富ヶ谷にオープンした、
有田焼・波佐見焼のショップ&ギャラリー〈KIHARA TOKYO〉は、
器を販売するだけでなく、焼きものづくりの道具や技法などを紹介しながら、
有田焼・波佐見焼への理解を深め、焼きものに親しんでもらうための発信地です。

有田焼と聞くと、重厚で格式高いイメージを持たれる方もいるかと思いますが、
キハラがプロデュースする器はとてもシンプルでモダン。
磁器産地として400年続く伝統技術と美意識を受け継ぐ職人たちとともに、
現代のライフスタイルに寄り添う器を提案しています。

太陽の光をイメージした〈SUN〉。プレートはニューヨーク近代美術館〈MoMA〉でも販売中。

上品で落ち着きのあるマットな釉薬の表情が美しい〈EN〉。

日本の伝統紋様をモダンにアレンジした〈KOMON〉シリーズは、コロカル商店でも販売中。
近年では海外企業との商品開発プロジェクトも多く手がけており、
シンガポールのデザインカルチャーを牽引する〈Supermama〉との取り組みも
注目を集めています。
KIHARA TOKYOの3階に設けられたギャラリースペースでは、
そうした日本では販売されていない特別なアイテムの展示も行っており、
今後もさまざまな企画展を計画中だそうです。

新しい価値観を創造する出合いの場として
今回の東京初出店にあたり、キハラが大切にしたコンセプトは、
「新しい価値観との出合い」でした。
有田の地で待っているだけでは得られないつながりや
新たな価値観をもたらす人やモノと出合うこと、
来店した人にも同じように、何か新しい発見やインスピレーションを感じてもらうこと。
何より有田焼や波佐見焼について興味をもってもらいたい。知ってもらいたい。
そのためにも人々が集う場所にしていきたいという思いから、
ショップだけではなく多目的に使えるギャラリースペースが設けられ、
そこにはなんとキッチン設備まで組み込まれていました。

キッチンシンクのあるギャラリースペース。
「器は食との関係が深いものですから、
キッチンのある風景に展示することは利用イメージにもつながります。
お客様に急須の切れやカップの使い心地を体験していただくのにも便利です。
商品開発の打ち合わせの際は、ラボにもなりますし、
KIHARA TOKYOのオープニングパーティでは
ドリンクカウンターとしても活躍しました」と話すのは、
KIHARA TOKYO マネージャーの木原太朗さん。
「焼きもの業界に限らず、さまざまな方と交流を持てる企画を通して、
人とモノだけでなく、人と人をつなぎ、KIHARA TOKYOが
新しい価値観を創造する場となればうれしいです。
そしてゆくゆくは、産地である有田にも足を運んでいただけるようになるといいですね」

小泉誠さんデザインの〈SITAKU〉シリーズを作成するための型。

クリエイティブディレクター佐藤可士和さんが自ら絵付けした限定品の豆皿。窯道具の「さや」がディスプレイに使われています。
2階店内から3階へと上がる螺旋階段は吹き抜けになっていて、
心地よい自然光が降り注ぐすてきな空間です。

3階のオフィススペースからギャラリーを望む。
打ち合わせなどに利用していて見られない場合もあるそうですが、
基本的には一般公開しているので、来店の際は
ぜひスタッフの方に声をかけてみてくださいね。
焼きものづくりの説明や商品開発の裏話も聞けるかもしれません。

磁器の原料である天草陶石を用い、職人が現場で研いで制作した人造大理石(テラゾー)によるこだわりのレジカウンター。

同じビルの1階にはエッジのきいたフラワーショップ〈edenworks〉の
ドライフラワーを扱う新店舗〈EW.Pharmacy〉が入っており、
連日にぎわいを見せていました。
お向かいはフレッシュチーズを味わえると人気の〈CHEESE STAND〉。
牛のオブジェが目印になっています。
近隣には各国の大使館があったり、ノルウェー発のコーヒーショップ〈FUGLEN〉や
イギリス発のライフスタイル誌『MONOCLE』のショップなどもあり国際色豊か。
インスピレーションを刺激する奥渋谷の新たなスポットとして、
今後の展開が楽しみです。
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