連載
posted:2015.8.31 from:香川県小豆郡土庄町 genre:暮らしと移住
〈 この連載・企画は… 〉
海と山の美しい自然に恵まれた、瀬戸内海で2番目に大きな島、小豆島。
この島での暮らしを選び、家族とともに移住した三村ひかりが綴る、日々の出来事、地域やアートのこと。
writer profile
Hikari Mimura
三村ひかり
みむら・ひかり●愛知県生まれ。2012年瀬戸内海の小豆島へ家族で移住。島の中でもコアな場所、地元の結束力が強く、昔ながらの伝統が残り続けている「肥土山(ひとやま)」という里山の集落で暮らす。移住後に夫と共同で「HOMEMAKERS」を立ちあげ、畑で野菜や果樹を育てながら、築120年の農村民家(自宅)を改装したカフェを週2日営業中。
http://homemakers.jp/
朝夕すっかり涼しくなった小豆島。
日中はセミが元気に鳴いていますが、
日が暮れるとリンリンリンリン、やさしい鈴虫の鳴き声。
秋の気配を感じます。
畑ではなす、ピーマン、オクラなど夏野菜がまだまだ元気です。
毎日たくさん実ってくれます。
収穫作業やメンテナンスは大変ですが、
それでもやっぱりたくさん採れるのはうれしいです。
この時期、うちの食卓には毎日そんなお野菜たちの料理が並びます。
なすの揚げびたし、ピーマンの炒めもの、オクラのお味噌汁。
そしてデザートには冷やしたマクワウリ。
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8月前半にはトマトがたくさん実をつけていたので、毎食トマトサラダ。
冷やして切っただけなのに本当においしい。
ちなみにいまは収穫量が少ないので、トマトサラダは我慢中です。
野菜は時期やシーズンによって採れる量が全然違います。
栽培技術がもっと身につけば安定するんだろうけど、
それでも天気やいろんな条件によって変わってきます。
去年はオクラが不作だったけど、今年は豊作だったり。
逆に去年はズッキーニをそれこそ毎日のように食べていたけど、
今年はほとんど食べられていなかったり。
先週まで毎食のように食べていたトマトが、もう今週には食べられなかったり。
でもそれでいいのかなと。
たくさん採れたお野菜をたくさん食べる。
さすがにいつも同じ料理だと飽きてしまうので、少しずつ食べ方を変えながら。
採れたての旬野菜を使った料理。
新鮮な地場の魚介類も手に入る。
島のお醤油やオリーブオイル、お塩もおいしい。
何気ない毎日のごはんがほんとに贅沢なんだなあとあらためて思います。
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