連載
posted:2015.8.24 from:香川県小豆郡土庄町 genre:暮らしと移住
〈 この連載・企画は… 〉
海と山の美しい自然に恵まれた、瀬戸内海で2番目に大きな島、小豆島。
この島での暮らしを選び、家族とともに移住した三村ひかりが綴る、日々の出来事、地域やアートのこと。
writer profile
Hikari Mimura
三村ひかり
みむら・ひかり●愛知県生まれ。2012年瀬戸内海の小豆島へ家族で移住。島の中でもコアな場所、地元の結束力が強く、昔ながらの伝統が残り続けている「肥土山(ひとやま)」という里山の集落で暮らす。移住後に夫と共同で「HOMEMAKERS」を立ちあげ、畑で野菜や果樹を育てながら、築120年の農村民家(自宅)を改装したカフェを週2日営業中。
http://homemakers.jp/
暑い暑いと言っていた今年の夏ももう終わりなんだなと感じるここ数日。
お盆が過ぎ、ひと雨ごとに空気が冷やされ、緑だった田んぼも
いつしか黄色に変わり始め、あちこちで稲刈りが始まっています。
それにしても今年の夏は暑かった。
毎年言っているような気もしますが(笑)。
7月後半から8月上旬にかけてはほとんど雨もふらず、毎日毎日まさにカンカン照り!
そんな暑いお休みの日、家にいても暑いしこれは水浴びにいくしかないと、
ずっと気になっていた〈鳴滝(なるたき)〉に行くことに。
鳴滝は、小豆島の北側の小海(おみ)地区にある滝。
小豆島って小さな日本みたいで、島の南側にお店や観光地が集まっていて、
北側には小さな集落が点々とあります。
太平洋側と日本海側といった感じ。
ちなみに私たちが暮らしているのは、島の真ん中の肥土山(ひとやま)という場所。
あまり北側に行くことがないのですが、久しぶりに北側の海岸線を走ると、
いつもと違う雰囲気でなんだかすごく遠くに来た気持ちになります。
緑と青が濃くて、そこに家や小さな商店がぽつぽつとあって。
小海もそんな集落のひとつ。
海岸線の道から山道へ入っていきます。
途中、野生の猿とすれ違ったりしながら、登ること約10分。
あっというまに集落を見下ろす山の上へ。
こんなところに滝があるのかなぁと思いつつ、
車を降りて森のなかのトンネルを歩いて行くと、水発見!
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そして、滝発見!
興奮しながら、家族そろって水浴び。
よく考えてみると、こんな風に自然の滝で遊ぶのは人生で初めて。
最高の開放感。
ただここは公園とかにあるつくられた水遊び場じゃなくて、自然。
柵なんてもちろんないので、滑り落ちれば大怪我ってことも。
自然のなかに入っていって遊ぶっていうのは本当に楽しくて気持ちがいいことだけど、
ちゃんと遊び方や、してはいけないことを知っておかないといけないんだなと
あらためて思いました。
小豆島の海、山、森、川。
この島はやっぱりおもしろい。
もっと自然のなかで遊びたい。
そんな風に思った暑い暑い1日でした。
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