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移住して1年、ここで築いた人との繋がり

小豆島日記
vol.030

posted:2013.11.4  from:香川県小豆郡土庄町  genre:暮らしと移住

〈 この連載・企画は… 〉  海と山の美しい自然に恵まれた、瀬戸内海で2番目に大きな島、小豆島。
この島での暮らしを選び、家族とともに移住した三村ひかりが綴る、日々の出来事、地域やアートのこと。

writer's profile

Hikari Mimura

三村ひかり

みむら・ひかり●愛知県生まれ。2012年瀬戸内海の小豆島へ家族で移住。島の中でもコアな場所、地元の結束力が異様に強く、昔ながらの伝統が残り続けている「肥土山(ひとやま)」という里山の集落で暮らす。移住後に夫と共同で「HomeMakers」を立ちあげ、畑で野菜や果樹を育てながら、カフェ、民宿をオープンすべく築120年の農村民家を改装中。
http://homemakers.jp/

生き方が大きく変わった、この1年。

去年の10月31日、私たちは神戸から夜行のジャンボフェリーに乗って
小豆島に引っ越してきました。
秋の終わりから始まり、また同じ季節。
気づけば、移住して1年です。

この1年は、ほんとにほんとにいろんなことが盛りだくさんだった。
そして、いままでの人生の中で生き方が一番大きく変わった1年。
まさにターニングポイントというやつです。

そもそも会社を辞めて、名古屋から小豆島に引っ越したというだけで、
人生の大きな転機。
暮らす場所も、働き方も、付き合う人も変わるわけで。
さらに、いまは小豆島自体も大きく変わろうとしている、そんな時期なんだと感じます。
瀬戸内国際芸術祭2013(以下、瀬戸芸)が開催され、
関連するイベントやワークショップが頻繁に行われ、
新しい商品やツアー企画が生み出されるなど、日々ワクワクすることであふれています。

偶然なのか必然なのか、このふたつの転機のタイミングが重なったことにより、
たくさんの出会いが生まれ、たくさんのコトが起こった1年でした。

旧山吉醤油母屋のお庭で開かれた「山吉邸お弁当の会 秋」

すごくおしゃれなお弁当のパッケージ。こういうのも勉強になる。

お弁当の食材には小豆島のものがたくさん使われています。HOMEMAKERSのお野菜も!

小豆島カタチラボを運営するgraf(グラフ)のみなさま。お弁当の会も彼らの企画。

小豆島に引っ越して増えたもの、それは、
1.人との出会い・繋がり
2.リアルなもののやりとり(贈り物や食べ物)
3.お金に直接繋がらない仕事(笑)

すごく大雑把ですが、都会から田舎に移住すると
そんなふうに環境が変わる人が多いんじゃないかな。
とにかく、人との出会い・繋がりが増えました。
今年は瀬戸芸が開催されていることもあり、島にはたくさんのアーティストや
クリエーター、カメラマン、料理人の方々が来ています。
外から来るそういう人々に出会う機会がたくさんあり、彼らと繋がることで、
面白いイベントやプロジェクトに関わることができ、すごく学ぶことが多かった。

この日も新しい出会いが。滋賀県から遊びに来てくれました。畑にて。(撮影:MOTOKO)

HOMEMAKERSのカフェ。11月オープンに向けて準備中。オープン前ですがコーヒーを飲みながら農業の話。

外部の人だけじゃなくて、もちろん地元の人との繋がりもたくさん生まれた。
とにかく、おっちゃん、おばちゃんたちはすごい!
知恵も技術も地元を動かす組織力もかなわないなと思う。

瀬戸芸アートもおっちゃんたちの技術とパワーでできあがっています。

瀬戸芸を見に来た方々に、自家製のところてんをふるまうおばちゃん。ここでも新たな出会いが生まれる。

今年私たちが取り組んだ、地域のおっちゃん、おばちゃんたちの
ポートレート写真を撮影・展示する「小豆島の顔」プロジェクトは、
まさにそうやって生まれた繋がりがあったからこそ実現できたんじゃないかと思う。
外部の人からの刺激、地元のおっちゃんおばちゃんのなんでも作れちゃうパワー、
そしてさらに行政の方々の丁寧なフォロー。
きちんと繋がりがあるからこそ、地元の若者(私たち)が
ワイワイと新しいことをやらせてもらえる。
そういう繋がりが、1年かけてやっとできてきたんじゃないかなと思う。

大阪のgrafさん、地元のおっちゃんたちと乾杯。小豆島の顔プロジェクトやこれからのことなど話はつきない。(撮影:MOTOKO)

小豆島は、瀬戸芸というお祭りが終わって一旦少し静かになると思います。
まだ動き始めたばかりの小豆島。
各地で築かれた繋がりをベースに、きっと面白いことが
どんどん起こっていくんじゃないかな。

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