連載
posted:2012.9.26 from:青森県三戸郡五戸町 genre:食・グルメ
〈 この連載・企画は… 〉
雑誌オリーブなどで活躍していたスタイリスト・櫻田理香子が、地元である青森を中心に、
各地のおいしいものをいろいろスクラップ。「あそこのあれが食べたい!」と自慢の嗅覚!? を発揮してくれます。
はじめまして。櫻田です。この連載では、地元では普通に食べてるのに、他県の人から見たら珍しかったり面白い場所だったり、そんな美味しいものを自慢の嗅覚? で探して食べに行ったりお取り寄せしたり、少しずつ紹介していきたいと思います。で、初回は青森県五戸町。馬肉!
五戸といえば馬肉!
なかでも大好きなこの2軒。
青森県の南部地方にある三戸郡五戸町(さんのへぐん ごのへまち)は、十和田市中心部から車で25分くらいの場所。五戸といえば、昔はサッカーが盛んで、一目おかれた町だったのです。
そんな五戸町は馬の産地で有名な町。桜のはなびらのような桜色から馬肉=(俗称)桜肉とも呼ばれている。南部地方の郷土料理でもある馬肉。一番大好きな肉! 我が家では、焼きは「レストランささ木」、鍋は「ミートプラザ尾形」、となぜか決まっていた。どちらも精肉店直営の馬肉屋さん。
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我が家での馬肉“焼き”定番店。
レストランささ木
ほとんどの人が「焼肉食べ放題」を注文するほど、焼肉が人気で地元の人でいつも賑わっている。
食べ放題の種類は馬肉だけではなく牛肉から豚肉まで様々。しかし、ここでももちろん馬肉鍋は健在。私は必ずと言っていいくらい義経定食を注文している。馬肉、野菜、豆腐などに、御飯、みそ汁、お新香、なますがセットになっているが義経定食。
焼肉はガスロースターで焼くが、義経鍋はガスコンロの上に変わった型の鍋を置いて焼く煮るが出来る万能鍋。馬肉は軽く焼いて甘辛いタレにつけていただくのだが、焼き肉も水炊き鍋もこのタレにつけて食べる。。なんとも不思議な感じだけど、どちらにも合う味。馬肉は焼くと味わいが深くなってさらに旨味がます気がする。。
information
レストランささ木
住所 青森県三戸郡五戸町下モ沢向13-162
TEL 0178-62-6401
営業時間 11:00 ~ 21:00
火曜休
義経定食(焼肉)1人前 1,300円
http://baniku-sasaki.ftw.jp/u55475.html
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こちらも精肉店直営。
尾形 五戸本店
ささ木から5分もかからないご近所に尾形精肉店がある。ドア開けると、、そこは精肉店。お店の方々が黙々と働いているが、みなさんとても親切。馬肉の他、馬肉ハンバーグなど総菜も売られている。ハンバーグも何度か食べたが、これもまた美味しかった!
そんな精肉店の暖簾の奥にレストランがある。1階はテーブル席と個室。2階は大広間と各個室。ここは近隣の県からもお客様が続々とやってくる人気店なのだ。迷わず桜鍋(馬鍋)を注文。サイドオーダーはもちろん馬刺。実家の家族は1人ひと皿、馬刺を注文するのが定番。
早々に運ばれてくる桜鍋はすぐに火が通るので、下からかき混ぜながら煮えるのを待っていると、、味噌の好い匂いで食欲も増してくる!
information
尾形 五戸本店
住所 青森県三戸郡五戸町博労町18-1
TEL 0178-62-3016
営業時間 11:00 ~ 22:00
(L.O. 21:00)
年中無休
桜鍋(上肉鍋)1人前 1,050円
http://www.banikuya-ogata.com/index_3.html
writer profile
Rikako Sakurada
櫻田理香子
さくらだ りかこ●元スタイリスト。青森県十和田市生まれ。O型。
17歳の頃、進路を悩んでいる時にオリーブ編集部スタッフに出会い、スタイリストアシスタントやってみない? とお誘いを受ける。撮影でお邪魔した翌日からアシスタントとして編集部でお世話になり試練の日々。独り立ち後、編集部を離れ、多方面で活動。食にも興味が出てきて、期間限定レストランやケータリングなどもこなす。10代20代の頃の大忙しさから解放された現在、実家の青森と東京を行ったり来たりと生活中。
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