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posted:2017.4.5 from:東京都中央区 genre:ものづくり
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writer profile
Yu Miyakoshi
宮越裕生
みやこし・ゆう●神奈川県出身。大学で絵を学んだ後、ギャラリーや事務の仕事をへて2011年よりライターに。アートや旅、食などについて書いています。音楽好きだけど音痴。リリカルに生きるべく精進するまいにちです。
2017年4月20日(木)、東京・銀座に新たな複合施設〈GINZA SIX〉が誕生し、
4階に〈D-BROS(ディーブロス)〉のお店がオープンします。
D-BROSは、広告デザインを手がける〈ドラフト〉が
1995年にスタートしたプロダクトブランド。
グラフィックデザイナーならでは発想から
ステーショナリーや食器などをつくっています。
このたびオープンするお店は、日本の伝統文化をテーマとしたコンセプトショップ。
「プロダクトを通して、ものづくりの背景にある日本の伝統文化や技術を伝えたい」という
思いから生まれたファーストコレクションを発表します。
こちらは、茶筒をヒントに生まれた銅製のお弁当箱〈BENTO〉。
大きな特徴は茶筒の構造からアイデアを得た、気密性。
へら絞りの精度の高い技術を駆使し、真空状態を生み出しているのだとか。
今回のコレクションでは、日本のグラフィックデザインともいえる「家紋」にフォーカス。
家紋をモチーフとした風呂敷や扇子などの〈KAMON〉シリーズを発表します。
そのほか、職人の手作業による漆塗りで仕上げられた本漆の文庫箱や、
D-BROSのアートディレクター、KIGI(植原亮輔、渡邊良重)が
滋賀県の職人さんたちと立ち上げたプロダクトブランド〈KIKOF〉なども。
伝統を汲みつつも新しい、スタイリッシュなものたちが並びます!
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〈GINZA SIX〉は2017年4月20日、松坂屋銀座店の
跡地を含む2つの街区にオープンします。
大きな施設には国内外のブランドのほか、オフィスや
能楽堂、屋上庭園なども入るそう。
店舗デザインを手がけたのは、ニューヨーク近代美術館新館や
丸亀市猪熊弦一郎現代美術館の建築で知られる谷口吉生さん。
外観にはひさし・のれんをイメージしたファザードを設け、
随所に日本伝統のしつらえに通じる考えが生かされています。
地下2階〜6階にはディオール、セリーヌ、サンローラン、
ヴァレンティノなど、国内外の約241のブランドが。
3階には、能楽最大の流派、観世流の拠点「観世能楽堂」が誕生します。
さらに施設中央の吹き抜け空間には、
アーティストとのコラボレーションによる作品を展示。
オープニング展示として、森美術館の監修のもと、
前衛芸術家、草間彌生さんのインスタレーションを展示します。
(2017年4月20日〜2018年2月25日まで)
〈D-BROS〉のある4階には、生活を彩るお店がたくさん。
〈中川政七商店〉や鎚起銅器専門店〈玉川堂〉、
〈漆器 山田平安堂〉、日本茶カフェ〈中村藤吉本店〉、
〈BEAMS HOUSE WOMEN〉などのお店が並びます。
屋上には、約4,000平方メートルの屋上庭園がオープン。
D-BROSのお店と合わせていってみたいですね。
information
D-BROS 銀座店
開業日:2017年4月20日(木)
営業時間:10:30〜20:30
住所:東京都中央区銀座 6-10-1 GINZA SIX4F
電話:03-6263-9958(4/20開通)
Web:D−BROS 銀座店 GINZA SIX
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